NHK Eテレの朝を軽やかに彩る5分間の人気ミニ番組『0655』。毎朝のルーティンとして多くの視聴者に親しまれている同番組ですが、年末年始の風物詩として絶大な人気を誇るのが「干支ソング」のコーナーです。中でも子年(ねずみ年)を飾った名曲は、一度聴いたら忘れられないリズムと驚きに満ちた仕掛けで大きな脚光を浴びました。
「あの軽快で息の合った歌声は誰が担当していたのか」「歌詞に登場する意外な動物たちにはどんな意味があるのか」――気になる曲名や歌手の正体、制作の裏側から歴代ソングとの奥深い繋がりまで、メディア編集部が徹底解剖してお届けします。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】- 要点1:0655子年(ねずみ年)の干支ソングは『みんな、ねずみ年。』で、人気お笑いコンビの「カミナリ」が歌唱を担当。
- 要点2:カピバラやヤマアラシなど「実はネズミ目(齧歯目)に属する動物」をユーモラスに紹介する、教養と音楽が見事に融合した歌詞が特徴。
- 要点3:大晦日の特番『2355 0655 年越しをご一緒に』で初披露され、歴代干支ソングの中でもトップクラスの反響と完成度を誇る。
【楽曲の真相】子年の干支ソング『みんな、ねずみ年。』を歌う豪華アーティスト
子年の幕開けとともに放映され、瞬く間に視聴者の心を掴んだ楽曲の正式タイトルは『みんな、ねずみ年。』です。朝の眠気を吹き飛ばすような歯切れの良いボーカルと軽快な掛け合いを披露しているのは、人気お笑いコンビのカミナリ(竹内まなぶ・石田たくみ)でした。
カミナリといえば、まなぶさんの独特なボケとたくみさんの鋭いツッコミでおなじみですが、本作ではそのコンビネーションが音楽として見事に昇華されています。まなぶさんのどこか哀愁と温かみのある歌声に、たくみさんの絶妙な合いの手やツッコミが重なり、耳心地の良いリズムを生み出しています。
企画・制作を手掛けたのは、番組の総合演出を務めるクリエイティブ集団「ユーフラテス(EUPHRATES)」と佐藤雅彦氏を中心とする制作チーム。単なるタレント起用にとどまらず、声のキャラクター性と音楽性の双方を極限まで計算し尽くしたキャスティングは、放送直後から大きな称賛を集めました。
知ると唸る!『みんな、ねずみ年。』の歌詞に隠された生物学の面白さ
0655 干支ソング 歌詞の真骨頂は、キャッチーな言葉遊びの中に潜む「知的好奇心を刺激する学び」にあります。『みんな、ねずみ年。』の歌詞も、生物分類学の視点を取り入れた非常に秀逸な構成となっています。
楽曲中では、見た目も大きさもまったく異なる動物たちが次々に登場します。温泉に入る姿が愛らしい「カピバラ」、鋭い針を持つ「ヤマアラシ」、ダム作りで知られる「ビーバー」、さらには「チンチラ」「モルモット」「リス」「プレーリードッグ」に至るまで、彼らがすべて生物学上の「ネズミ目(齧歯目・げっしもく)」に属する仲間であることをリズミカルに明かしていくのです。
「えっ、カピバラもネズミの仲間だったの?」「ということは、今年はカピバラもねずみ年!」というユーモラスな気付きは、子どもだけでなく大人の知的好奇心をも心地よく刺激しました。学びとエンターテインメントを高次元で融合させる、まさにNHK Eテレ 0655 うたならではの真骨頂といえます。