2026年、本場ベルギーワッフル「再発見」の波。ブリュッセル風とリエージュ風の攻防から話題の進化系まで徹底取材

2026年、本場ベルギーワッフル「再発見」の波。ブリュッセル風とリエージュ風の攻防から話題の進化系まで徹底取材

ベルギー ワッフルの芳醇な香味が、2026年現在の主要都市のトレンドストリートを席巻している。かつての一時的な流行を超え、今や日本の食文化に深く根付いたこの伝統菓子。だが、今各地で巻き起こっているのは、単なるノスタルジーではない。「クラフト(工芸的)」な製法と厳選素材による本物の再発見だ。ヨーロッパ本国の有名パティシエが直営するフラッグシップショップが続々とオープンし、朝の通勤ラッシュから週末のカフェタイムまで、洗練された大人の舌を唸らせている。

行列を作る話題店の店主たちが一様に口を揃えるのは、生地に対する妥協なきこだわりだ。一口にベルギー ワッフルと括っても、実は伝統的な二大流派が存在する。網目が大きく軽やかな食感の「ブリュッセル風」と、モチモチした生地にカラメル状の砂糖が絡む「リエージュ風」だ。この二つの違いを理解し、自分の好みに合わせた焼き立てを味わうスタイルが、2026年の最先端トレンドとなっている。

「ブリュッセル」か「リエージュ」か?見た目も味も違う二大流派の正体

日本で長年親しまれてきた小ぶりで丸いワッフル。あれが「リエージュ風」だ。生地そのものにイースト発酵の豊かなコクがあり、特徴的なのは「パールシュガー」と呼ばれる大粒の砂糖。鉄板で焼き上げる際、この砂糖の一部が溶け出して表面をカリッとコーティングする。冷めてもサクサクした歯ごたえが残るため、テイクアウトや食べ歩きには欠かせない定番だ。

対照的なのが、長方形で大きな網目が刻まれた「ブリュッセル風」。こちらは生地自体の甘さが控えめで、驚くほど軽い。焼き立ての熱々に粉糖を振りかけるか、フレッシュなイチゴや温かいダークチョコレートを添えてナイフとフォークでいただく。現地ベルギーでは、カフェのテーブルでゆったり味わう大人の贅沢として愛されている。

2026年トレンド:自家製天然酵母が生み出す「極上のサクサク感」

2026年、日本の職人たちが熱視線を送るのは「長期低温発酵」の手法だ。かつては短時間で膨らませる手軽なレシピも多く出回っていた。しかし、現在のトップランナーたちが採用するのは、生酵母やサワー種(天然酵母)を使って12時間以上じっくり寝かせた生地だ。

時間をかけて熟成させることで、小麦本来の甘みと深みのある香りが開花する。一口かじった瞬間の軽快な音、そしてスッと口の中で消えるような口どけ。一度この本格的な食感を体験すると、従来のワッフルには戻れなくなると評判だ。

山崎 陸
Penulis

山崎 陸

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