レゴランド お 台場(正式名称:レゴランド・ディスカバリー・センター東京)が今、かつてない変貌を遂げている。お台場エリアの再開発が大きく進んだ2026年、かつて「子ども連れ専用のプレイランド」とみなされていたこの屋内型テーマパークに、仕事帰りの会社員や海外からの旅行者が殺到しているのだ。週末の入場チケット完売はもはや日常茶飯事。現地を徹底取材すると、従来のイメージを完全に覆す熱狂の光景が広がっていた。
ゆりかもめ「お台場海浜公園駅」から徒歩わずか2分、デックス東京ビーチの館内に足を踏み入れると、色鮮やかな無数のブロックが織りなす異空間が出迎えてくれる。再オープン後の賑わいを取材する中で特に目を引いたのは、大人たちの熱量だ。臨海副都心エリア全体で夜のエンターテインメントが強化される中、レゴランド お 台場で定期開催されている大人限定イベント「大人のレゴナイト」が、SNSを中心に異例のヒットを記録している。
1. なぜ今「大人のレゴナイト」が満員御礼なのか?
「子どもの付き添いではなく、自分自身が創作に没頭したかった」。仕事帰りに同僚と訪れていた30代のITエンジニア男性は、ドリンクを片手に作品づくりに没頭していた。毎月即日完売が続くこのナイトイベントでは、通常は16歳以上の単独入場が禁じられている館内が、大人だけに開放される。
照明が程よく落とされた館内。静かな音楽が流れる中で展開されるのは、お酒を嗜みながらのブロックビルド競技や、マスター・レゴ・ビルダーによるマニアックな解説ツアーだ。スマホの画面から離れ、自分の手で立体物を組み上げていく時間は、現代人にとって最高の「デジタルデトックス」として機能している。
2. 2026年最新展示「ミニランド」に刻まれた東京の現在地
館内最大の目玉であるジオラマエリア「ミニランド」も、2026年仕様へと大胆にアップデートされていた。160万個以上のレゴブロックを用いて東京タワーや渋谷スクランブル交差点、浅草寺などの名所を再現した巨大ジオラマは、圧巻の一言に尽きる。
今年新たに追加されたのは、臨海部で本格稼働を始めた次世代モビリティや、新設された超高層ビル群のミニチュアだ。ボタン一つで夜景へと切り替わる照明演出の精巧さに、海外からの旅行客からも「信じられないクオリティだ」とため息が漏れる。単なる模型ではなく、都市の息遣いまで再現しようとする職人技の結晶と言える。