2026年、讃岐うどん界の最高峰へ——高松「ひさ枝」が異彩を放つ熱狂の現場と極上一杯の真実

2026年、讃岐うどん界の最高峰へ——高松「ひさ枝」が異彩を放つ熱狂の現場と極上一杯の真実

手打ち うどん ひさ 枝は、香川県高松市郷東町の工業地帯に突如現れる、いま最も勢いのある讃岐うどんの聖地だ。朝7時半の開店と同時に店内は活気にあふれ、大きな暖簾をくぐる客の目当ては、店主・枝庄氏の手から生み出される極上の打ちたて麺と、ド派手な壁画に包まれた唯一無二の空間。本場・讃岐の伝統を守りつつも、既成概念を鮮やかに打ち破るこの店には、地元の常連客から全国のグルメファン、海外からの旅行者までが連日殺到している。

無機質な倉庫や工場が並ぶ海沿いのエリアで、これほどまでの熱気を放つ場所は他にない。それを可能にしたのが、他でもない手打ち うどん ひさ 枝の突き抜けたエンターテインメント性と妥協なき味への追求だ。広いセルフ形式の店内には、出来立ての天ぷらがずらりと並び、威勢の良い挨拶と湯気が交錯する。単なる「食事処」の枠を超えた、圧倒的なライブ感がここには溢れている。

「倉庫のようで、テーマパーク」異彩を放つ店舗空間とライブ感

扉を開けた瞬間に目を奪われるのは、壁一面に大きく描かれた躍動感あふれる竜の絵と、アニメ調の巨大なイラストだ。静かな老舗うどん店とは対極をなすインパクト。一見するとアートギャラリーか、あるいはイベント会場のようでもある。しかし、この独特な雰囲気こそが、訪れる者の胸を高鳴らせる。

広大な店内はセルフサービススタイルをとっており、流れるような動線の中で客は思い思いのメニューを注文する。厨房からは店主の威勢のいい声が響き渡り、麺が茹で上がる熱気と出汁の香りが鼻腔をくすぐる。この「視覚と聴覚と嗅覚」を同時に刺激する演出こそ、ひさ枝が持つ独特の魔法なのだ。

職人技が光る「麺のコシ」と「黄金色の出汁」の絶対的黄金比

ド派手な外観や内装に目を奪われがちだが、本質はあくまで器の中にある。毎朝丁寧に踏まれ、寝かされ、打ち立てられたうどんは、口に含んだ瞬間にその違いがわかる。滑らかな喉越しと、噛みしめた瞬間に押し返すような弾力。硬いだけではない、しなやかで力強い「本物のコシ」がそこにはある。

いりこや昆布の旨味が凝縮されたスープは、透き通るような黄金色。口に含むと、雑味のない上品な風味がすっと広がり、麺の小麦の香りを極限まで引き立てる。温かいかけうどんでも、冷たいぶっかけでも、そのクオリティは一切ぶれない。まさに職人の手仕事と勘が冴え渡る黄金比である。

中島 亮太
Penulis

中島 亮太

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。