ズートピア ナマケモノというワードを聞いた瞬間、誰もが頭に浮かべるのが行政手続き窓口「DMV」でゆったりと微笑むフラッシュの顔だろう。映画『ズートピア2』が世界的な大ヒットを記録している2026年現在、あの驚くほどの「超スローペース」が、再びSNSやネットニュースを大いに賑わせている。
前作から10年が経過した今もなおスクリーンで強烈な存在感を放っているが、実はズートピア ナマケモノの魅力は単なる一発ネタのコメディにとどまらない。タイパ(タイムパフォーマンス)や効率ばかりが叫ばれる現代社会において、彼のどこまでもマイペースな生き様が、疲れ切った人々の心に不思議な癒やしと解放感を与えているのだ。
『ズートピア2』でも観客を魅了!劇場を包んだ「伝説の静寂」
新作『ズートピア2』の劇場公開以降、映画館で最も大きい笑いが起きたのは、やはりあのナマケモノが登場したシーンだった。前作のDMVでの爆笑劇から時を経て、今回彼がどんな役回りを見せるのか、世界中のファンが息をのんで見守っていた。
スクリーンに彼の顔がアップで映し出される。セリフひとつ発するまでに流れる、独特の静けさ。あの数秒間の「間(ま)」こそが、アニメーション制作陣の職人技だ。せっかちな現代の映画ファンでさえ、彼のペースに強制的に引き込まれてしまう。一切の無駄を省いた究極の緩急が、2026年の映画館でも完璧に機能していた。
上海ディズニーでも大行列!リアルの世界に現れたDMV窓口
スクリーンの外、リアルのテーマパークでも熱気は収まらない。上海ディズニーリゾートの「ズートピア」エリアでは、フラッシュに会えるフォトロケーションが日日長蛇の列を作っている。
圧巻なのは、映画の窓口をそのまま再現した最新アニマトロニクスだ。ゲストが書類を出しても、まばたき一つに数秒、指を動かすのにさらに数秒。あまりの「遅さ」に待ち時間が伸びることすら、ここでは最高のアトラクション体験として楽しまれている。撮った動画をその場でTikTokやInstagramに投稿する若者が後を絶たない。