高校2年生の夏。最初の「本番級」の模試が、7月の進研模試です。多くの高校で原則全員受験となるため、母集団が最も大きく、その偏差値や志望校判定の見方を誤ると、その後の受験戦略が大きく狂います。2026年度の最新情報として、難易度・平均点・出題範囲・偏差値の目安、そしてネット上で飛び交う「判定の信憑性」問題まで、編集部が独自に入手した塾関係者の証言や受験生の生の声をもとに掘り下げます。「とりあえず受けただけ」で終わらせないための、決定的な対策ポイントをまとめました。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】- 要点1:2026年7月の高2進研模試は、数学・英語で「高2春までの既習範囲」が問われ、偏差値50の目安は得点率5割前後と例年並みの見込み。
- 要点2:進研模試は母集団が約40万人と大きい反面、難関大志望者には易しめに出るため、志望校判定の「安心材料」にしすぎるのは危険。
- 要点3:結果返却は約1か月後の8月下旬〜9月上旬。自己採点を当日中に行い、復習ノートを即作成することが次の11月模試への分岐点になる。
【2026年7月】高2進研模試の難易度と平均点は?データが示すリアル
進研模試は、全国の高校で実施される模試の中でも突出して受験者数が多いのが特徴です。運営元のベネッセによると、高校生向け模試の年間受験者数は延べ約400万人規模に上るとされ、7月実施分の高2生だけで見ても約40万人前後が受験する「最大母集団の模試」です。このため、偏差値の信頼性は高い一方で、平均点は得点率で5割前後(各教科50〜60点台)に収まるように問題設計されています。
2026年7月実施の高2進研模試について、予備校関係者や塾講師の見解を総合すると、難易度は「基礎〜標準」レベル。ただし、英語の長文読解と数学の後半設問で例年やや差がつきやすい構成です。とくに数学はB2以降の場合の数・確率、2次関数、図形と方程式などで計算量が増え、時間内に解き切れない受験生が続出します。
【範囲と対策】英語・数学・国語の出題傾向と偏差値70への道
高2・7月進研模試の出題範囲は、「高1〜高2春学期までの既習範囲」が基本です。学校の授業進度によって未習分野が出ることもありますが、その場合は取れる問題で確実に得点する姿勢が重要です。受験×ガチ勢×チート™が公開している過去問情報や、複数の予備校が2026年向けに示した推定範囲を照合すると、主要教科の傾向は以下のとおりです。
■英語
高2・7月の英語は、文法・語彙問題に加えて長文読解が2題程度出題されます。高1の冬と比べて語数が一気に増え、時間配分に苦労する受験生が急増します。対策としては、過去問や市販の長文問題集で「1文ずつ正確に訳す」より「段落の主旨を素早く取る」訓練が有効です。ネット上の受験生の声でも「長文で時間が足りなかった」「第3問の語彙で差がついた」といった反応が目立ちます。
■数学
数学は100分・100点満点・大問5題構成が基本です。B1は小問集合(7問20点)、B2は場合の数と確率、2次関数などが出題されます。B3以降は図形と方程式、三角比、整数の性質などが絡む応用問題です。過去問を解く際は「B1で全問正解」「B2で確実に部分点」を目標にすると、得点が安定します。高2の7月で数学が振るわなかった場合、夏休み中に数IAの基礎問題精講レベルまで戻ることが、11月模試で偏差値を5上げる最短ルートです。
■国語
国語は現代文・古文・漢文の3分野。現代文は評論・小説の読解が中心で、傍線部の理由説明や内容合致問題が頻出します。古文は単語・文法の基礎知識が問われるため、助動詞の意味と敬語の方向性を固めておくと得点が安定します。漢文は書き下し文と基本句法が出るため、短期間でも対策の効果が出やすい分野です。