ルビー ジュエル ペットは、サンリオとセガトイズが共同展開したメディアミックスプロジェクトのシンボルであり、誕生から長い年月が過ぎた今もなお世代を超えて愛され続けている。赤い瞳を輝かせるニホンウサギをモチーフにしたルビーは、単なる可憐なマスコットにとどまらない。少しドジでお調子者、けれどどこか放っておけない人間味あふれる性格によって、一気に多くのファンの心を掴んだのだった。
当時の魔法少女アニメに新風を巻き起こしたルビー ジュエル ペットの暴走ぶりと愛らしさは、放送開始直後から大きな話題を呼んだ。愛くるしいビジュアルからは想像もつかない型破りなドタバタ劇と、時にホロリとさせるドラマのギャップ。そこには、制作陣の徹底したこだわりと演者の熱量が注ぎ込まれていた。
サンリオとセガトイズの共同事業が生んだ魔法のキャラクター
平成のキャラクタービジネスにおいて、株式会社サンリオと株式会社セガトイズがタッグを組んで生み出した大ヒットコンテンツ『ジュエルペット』。宝石の目を持つ不思議な生き物たちが繰り広げるファンタジーは、玩具展開とTVアニメが連動した画期的なビジネスモデルとして、日本のアニメーション産業に強烈なインパクトを与えた。セガトイズの持つ玩具開発ノウハウと、サンリオが誇るデザイン力の結晶こそが、ルビーという希代のキャラクターなのだ。
主人公ルビーの隠された設定と声優・斎藤彩我が明かす密着秘話
主人公であるルビーの魔法成功率は、実はわずか「0.5%」という超落ちこぼれ設定からスタートしている。完璧なヒーローではなく、失敗ばかりでも笑顔で立ち向かう等身大の姿こそが、視聴者の共感を誘った最大のポイントだ。声を担当した声優の斎藤彩夏は、ルビーの天真爛漫な叫びや感情表現を唯一無二の演技で表現。アフレコ現場では、あまりの熱量に台本を超えた臨場感あふれるフレーズが次々と飛び出したという。斎藤自身が「ルビーは単なる役を超えた相棒」と語る通り、演者とキャラクターの深い絆が生命力を吹き込んだ。