箱根の玄関口である箱根湯本からわずか数分、早川の清流沿いに佇む「塔ノ沢 一の湯本館」。1630年(寛永7年)の創業以来、約4世紀にわたり旅人を癒やし続けてきたこの宿は、国の登録有形文化財にも指定された木造4階建ての壮麗な建築で知られています。歴史の重みを感じさせる風格漂う佇まいでありながら、宿泊料金は驚くほど良心的。目の前を流れる川のせせらぎや風情ある客室露天風呂など、多くの温泉愛好家を惹きつけてやまない魅力が詰まっています。
一方で、旅行検討者からは「老舗なのにどうしてこんなに安いの?」「古い木造建築だから音漏れや不便さはない?」といったリアルな疑問も寄せられています。2026年現在の最新状況を踏まえ、実際の宿泊者による口コミや評判、客室の選び方、食事の満足度まで、現地取材と徹底的な調査をもとにその真相を解き明かします。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】- 要点1:創業390年超の歴史を誇る国登録有形文化財の宿であり、数寄屋造りの木造4階建て建築と早川渓谷の絶景が最大の魅力。
- 要点2:「低価格・高品質」を実現する独自の合理化システムにより、老舗の風情を気軽に楽しめる抜群のコストパフォーマンスを確立。
- 要点3:館内にエレベーターがない点や木造特有の音の響きはあるものの、客室露天風呂や掛け流しの名湯、温かいもてなしの評価が極めて高い。
【登録有形文化財の歴史】創業390年を超える一の湯本館の圧倒的な趣
箱根塔ノ沢温泉のシンボル的存在である一の湯本館は、江戸初期の1630年に開かれた歴史ある温泉宿です。現在の建物は数寄屋造りの意匠を取り入れた木造4層(4階建て)の構造で、早川の切り立った崖に寄り添うように建てられています。大正から昭和初期にかけて増改築を重ねながら守り継がれてきたその姿は、2009年に国登録有形文化財に登録されました。
玄関をくぐると、磨き上げられた黒光りする廊下や手入れの行き届いた木製の手すり、職人の技が光る組子細工やレトロなガラス窓が迎えてくれます。歌川広重の浮世絵にも描かれた歴史的景勝地であり、館内を歩くだけでタイムスリップしたかのような錯覚を覚える空間です。単なる「古さ」ではなく、年月を経て深みを増した本物の木造建築の美しさが、国内外の旅行客を魅了し続けています。
【客室と眺望】早川渓谷を望む川側客室と贅沢な客室露天風呂の魅力
宿泊客から圧倒的な支持を集めているのが、早川に面した川側客室からの雄大な眺望です。窓を開ければ、豊かな渓谷美と清らかな川のせせらぎがダイレクトに五感を包み込み、日常の喧騒を一瞬で忘れさせてくれます。四季折々に表情を変える箱根の自然は、新緑や紅葉の季節はもちろん、冬の静けさのなかでも息をのむほどの美しさを誇ります。
なかでも人気が集中しているのが、プライベート空間で名湯を心ゆくまで堪能できる露天風呂付き客室です。信楽焼の浴槽や風情ある木製浴槽に浸かりながら、川の音をBGMに湯浴みを楽しむ時間はまさに至福。大浴場へ移動することなく、24時間好きなときに塔ノ沢の上質な温泉を満喫できる贅沢さは、カップルやご夫婦の記念日旅、自分へのご褒美ステイにも選ばれる決定打となっています。