道 の 駅 なかつは大分県中津市を南北に縦断する国道10号沿いに広がる、九州屈指の立ち寄りスポットだ。東九州自動車道の整備が進むなかでも、下道を行き交うドライバーや地元住民の足が途絶えることはない。ドライブイン観光の主役として、連日多くの人々でにぎわいを見せている。
単なる休憩施設にとどまらない。広大な敷地に最新の地域インフラを備えた道 の 駅 なかつは、国土交通省 九州地方整備局が推進する「重点道の駅」にも指定され、地方創生の先進拠点として全国から注目を浴びている。現場を取材すると、単なる通過点を超えた独自の熱気が見えてきた。
【徹底解剖】限定中津からあげと話題の特産品!混雑を避ける穴場時間帯
週末の駐車場は午前中から埋まり始める。目的は明確だ。名物の「中津からあげ」と、毎朝農家から届くもぎたての産直品。ここでしか味わえない限定メニューの数々は、長距離ドライブの疲れを一瞬で吹き飛ばすほどのインパクトを持つ。
実食取材で見えてきたのは、衣の香ばしさとジューシーな肉汁の絶妙なバランスだ。秘伝の醤油タレに漬け込まれた鶏肉は、注文を受けてから揚げるため常にアツアツ。ここでしか買えない限定味覚セットや、地元産カボスをあしらった特製タレなど、リピーターを惹きつけてやまない工夫が凝らされている。
混雑をスマートに回避するなら、早朝の開店直後か、ランチのピークが過ぎた14時半以降が狙い目だ。午前10時から正午にかけては農水産物直売所のレジやフードコートに行列ができるが、時間帯をわずかにずらすだけで快適に買い物を楽しめる。
地元農家直送の新鮮野菜と旬の味覚が集まる「農水産物直売所」
敷地内でも一際活気にあふれているのが「農水産物直売所」だ。中津市の豊かな土地が育んだ旬の野菜や、豊前海で揚がった鮮魚が毎朝ズラリと並ぶ。出荷する農家自らが価格を決め、朝採れのフレッシュな状態で店頭へ運んでくるシステムだ。
季節ごとに表情を変える売り場には、春のタケノコ、夏のブドウ、秋のシイタケ、冬のイチゴなど、大分県を代表する旬の味覚がぎっしり詰まっている。加工品コーナーでは、地元のお母さんたちが手作りした味噌や柚子胡椒が静かな人気を呼んでおり、お土産として買い込む姿も目立つ。