お笑いトリオ「B21スペシャル」のメンバーとして脚光を浴び、現在は名バイプレイヤーとして数多くのドラマや映画で確固たる地位を築いているデビット伊東氏。彼が立ち上げた本格ラーメン店「でびっと(DAVID)」は、いわゆる“芸能人のサイドビジネス”という枠組みを完全に凌駕し、2000年の創業から20年以上の長きにわたり熱烈な支持を集め続けています。
人気テレビ番組の企画を契機とした「博多一風堂」での過酷な弟子入りから、国内外への出店、そして俳優業と実業家の見事な二刀流に至るまで、その歩みには飲食ビジネスの真髄が凝縮されています。2026年時点における「でびっと」の最新店舗網やメニューの評価、ささやかれる年収の噂、そして一部店舗の閉店理由に至るまで、徹底した取材と現場検証をもとにその全貌を解き明かします。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】- 要点1:2000年創業の「でびっと」は、「博多一風堂」での本格修行を経た本物の味づくりにより、現在も中延本店を軸に国内外で安定した営業を継続中。
- 要点2:過去の一部店舗閉店は経営破綻ではなく「スクラップ&ビルドによる戦略的再編」であり、俳優業とラーメン事業のシナジーによる推定年収は数千万円規模と堅調。
- 要点3:タレントの知名度に依存せず、現場への権限委譲とスープの徹底した出汁抽出を貫く姿勢が、芸能人プロデュース店の生存率「3年で1割未満」という壁を突破した最大の要因。
【創業秘話】テレビ企画から本格実業家へ|一風堂での過酷な修行と独立の経緯
デビット伊東氏がラーメンの世界へ足を踏み入れた発端は、日本テレビ系の人気バラエティ番組『とんねるずの生でダラダラいかせて!!』(生ダラ)の企画でした。当時、タレント活動において自身の将来に漠然とした危機感を抱いていたデビット伊東氏に対し、番組内で「ラーメン店開業プロジェクト」が立ち上がったのが2000年のことです。
この挑戦が単なるバラエティの枠を超えた決定打となったのは、修業先となったのが「博多一風堂」の創業者・河原成美氏であった点にあります。河原氏は芸能人相手であっても一切の妥協を許さず、早朝からの仕込み、寸胴鍋の徹底的な洗浄、スープの温度管理、接客の所作に至るまで、文字通り職人としての基礎を徹底的に叩き込みました。
当時の密着取材や本人の手記によれば、過酷な厨房環境で連日火傷や切り傷を負いながらも、デビット伊東氏はカメラが回っていない時間すら寸胴の前に立ち続けたと証言されています。「タレントの片手間ではなく、スープの最後の一滴まで命を吹き込む」という職人魂が、この一風堂での過酷な修行時代に培われたのです。こうして2000年7月、品川区中延の小さなプレハブ同然の敷地に「でびっと」1号店が産声を上げました。
【2026年最新】ラーメン「でびっと」の現在と国内・海外の店舗一覧
創業から四半世紀を迎えた現在、「でびっと」は無理な急拡大を避け、品質管理が行き届く範囲での堅実な多角化を進めています。創業の地である中延本店をフラッグシップとして守り抜きつつ、商業施設へのテナント出店や、アジア圏を中心とした海外展開を成功させてきました。
一般的なタレントプロデュース店と「でびっと」のビジネスモデルを比較すると、その持続可能性と構造的な強さが浮き彫りになります。
現在営業中の主な国内店舗および海外拠点の内訳は以下の通りです。
- 中延本店(東京都品川区):東急大井町線・都営浅草線の中延駅からすぐ。カウンター主体の歴史ある本店であり、ブランドの原点。
- イトーヨーカドー大和鶴間店(神奈川県大和市):ファミリー層や幅広い年代に対応した商業施設型店舗。
- 海外店舗(マカオ・ベトナムなど):日系ラーメンのクオリティを忠実に再現したアジア旗艦店として展開。