1999年の鮮烈なデビュー以来、「深い森」や「陽のあたる坂道」など数多くのキラーチューンを世に送り出し、平成のJ-POPシーンを席巻したロックバンド・Do As Infinity。路上ライブ100回から駆け上がった叩き上げのバックボーンと、圧倒的なメロディセンス、そしてボーカル・伴都美子の芯のある歌声は、四半世紀を超えた今なお国内外のリスナーを魅了し続けています。
一方で、人気絶頂期だった2005年の電撃解散、コンポーザー長尾大(D・A・I)の離脱、そして2008年の奇跡的な再結成と、その歩みは決して平坦なものではありませんでした。結成25周年を経て2026年を迎えた現在、メンバーの伴都美子と大渡亮はどのような境地で音を鳴らし、どのようなライフスタイルを送っているのか。当時の関係者証言や公式記録、最新の活動状況をもとに、バンドの軌跡と真実を紐解きます。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】- 要点1:現在のDo As Infinityは伴都美子(Vo)と大渡亮(Gt)の2人体制で、精力的なライブツアーや海外フェス出演など円熟味を増した活動を継続中。
- 要点2:2005年の突然の解散は不仲ではなく極度の多忙によるバーンアウトが原因であり、2008年の再結成を経て互いの信頼と表現の自由を確立した。
- 要点3:伴都美子は故郷・熊本へ拠点を移し2児の母として育児と音楽を両立、「深い森」はアニメ『犬夜叉』人気とともに世界的な再評価を獲得している。
【2026年最新】Do As Infinityの現在地|伴都美子の熊本生活と大渡亮の活動
Do As Infinityの現在は、ボーカルの伴都美子とギターの大渡亮による2人組ユニットとして、極めて成熟したスタンスでライブおよび制作活動を展開しています。2026年から2026年にかけて迎えたデビュー25周年イヤーの熱気冷めやらぬ2026年も、ホールツアーやアコースティック編成での全国サーキット、大型ロックフェスへの出演など、衰えを知らないパフォーマンスで観客を圧倒しています。
特にファンやメディアの間で注目を集めているのが、伴都美子の現在のライフスタイルです。伴は2012年に4歳年下の一般男性と結婚し、2人の男児を出産。その後、2018年7月に離婚を公表し、シングルマザーとして子どもたちを育てる決断を下しました。生活の拠点を東京から故郷である熊本県へと完全移住させ、豊かな自然に囲まれた環境で子育てに専念しつつ、音楽の仕事に合わせて上京する「二拠点型ライフスタイル」を定着させています。
かつてのインタビューや手記において、伴は「地方での暮らしが自分自身の呼吸を取り戻させ、歌うことへの純粋な喜びを再発見させてくれた」と述懐しています。その地に足のついた暮らしから紡ぎ出されるボーカルは、20代の頃に見せた攻撃的なまでの鋭角さに加え、聴き手を包み込むような深みと母性をたたえ、表現者として新たな黄金期を迎えていると各方面から絶賛されています。
一方、バンドの音楽的屋台骨を支える大渡亮のギタープレイも円熟の極みに達しています。Do As Infinityの活動にとどまらず、自身のバンド「ミサイルイノベーション」での活動や、名立たるJ-POPアーティストのサポートギタリスト・アレンジャーとしても第一線で活躍。大渡がステージで見せるエモーショナルなギターソロと巧みなコーラスワークは、2人体制となったバンドのダイナミズムを完璧に担保しています。
衝撃の解散と電撃再結成の全真相|不仲説の嘘と長尾大の脱退理由
Do As Infinityの歴史を語る上で避けて通れないのが、2005年9月に発表され、同11月の日本武道館公演をもって幕を閉じた「突然の解散劇」です。ミリオンセラーを記録し、ヒットチャートの常連であった絶頂期に突如として下された決断に対し、当時は「メンバー間の確執」「深刻な不仲」といった無責任な憶測がネット上や一部週刊誌で飛び交いました。
しかし、後にメンバー自身が赤裸々に語ったDo As Infinityの解散理由の核心は、人間関係の破綻ではなく、過密スケジュールによる心身の限界(バーンアウト)でした。1999年のデビュー以降、路上ライブから一気にスターダムへ駆け上がった2人は、シングル・アルバムのハイペースなリリース、全国ツアー、膨大なタイアップ制作に追われ、自らのクリエイティビティを点検する余裕すら奪われていました。「このままではDo As Infinityという名前をすり減らしてしまう」という危機感こそが、立ち止まる選択へとつながったのです。
また、デビュー時からバンドの全楽曲のコンポーズを手がけていたサウンドの要、長尾大の脱退理由についても多くの関心が寄せられてきました。長尾は結成当初から「楽曲制作に専念するクリエイター」という独自の立ち位置をとっており、初期のプロモーション以降はライブツアー等への帯同を控えていました。その後、浜崎あゆみやhitomiなどエイベックス所属アーティストへの楽曲提供で多忙を極める中、2005年に専属作家としての独立および自身のプロデュースワークに専念するため、正式にDo As Infinityの制作から離れる形となりました。
解散後、伴都美子はソロシンガーとしてアルバム発表やミュージカル出演に挑戦し、大渡亮も自身のバンド活動を通じて自己表現を追求しました。互いに外の世界を経験したことで、改めて「Do As Infinityという母体の大きさ」「2人で鳴らす音の唯一無二性」を痛感することになります。
そして2008年8月、エイベックスの野外フェス『a-nation '08』にサプライズ出演し、奇跡のDo As Infinityの再結成を発表。同年9月30日には、原点である代々木公園野外ステージで約1万人を集めたフリーライブを敢行しました。「離れた時間があったからこそ、互いを一人の音楽家として心から尊重できるようになった」という言葉通り、この再結成は単なる懐古趣味ではなく、バンドの完全な再生を意味していました。