ドコモ光の解約手続きを無事に済ませた後、多くの利用者が直面するのが「レンタル機器の返却」という最終関門だ。特に光回線終端装置(ONU)やホームゲートウェイの取り扱いは、普段意識することが少ないため、「いつ送ればいいのか」「どこへ返送するのか」と迷うケースが目立つ。
なかには「解約したのだから待っていれば業者が取りに来るだろう」と放置してしまい、思わぬ損害賠償金や違約金を請求されて慌てるトラブルも散見される。光回線の乗り換えや撤去がスムーズに進むよう、2026年時点の最新返却ルールと見落としがちな注意点を整理した。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】- 要点1:ドコモ光のONUはNTTからのレンタル品であり、未返却のまま放置すると最大数万円規模の機器損害金が請求されるリスクがある。
- 要点2:回収キットは解約後数日〜1週間ほどで届くが、事業者変更による乗り換えや撤去工事の有無によって返却方法が大きく異なる。
- 要点3:NTTのONUとプロバイダから借りているWi-Fiルーターは返却先が別々になるため、誤送や返送漏れに十分な警戒が必要だ。
【放置厳禁】ドコモ光のONU未返却で高額な違約金・損害賠償金が発生するリスク
ドコモ光を解約した際、自宅に設置されているONU(光回線終端装置)は購入物ではなく、あくまでNTT東日本・NTT西日本からのレンタル品だ。そのため、回線の契約が終了した時点で速やかに返却する法的な義務が生じる。
もし返却を怠って放置し続けると、NTT側から督促状が届くだけでなく、最終的に「機器損害賠償金(未返却補償金)」として約1万円から2万円前後の費用が請求される。解約金ゼロのプランや更新月での解約を選んでいたとしても、機器の未返却によって無駄な出費を強いられる事態になりかねない。
一般的な返却期限は、解約成立からおおむね1週間から10日程度が目安とされている。引っ越し前後の繁忙期などで発送を後回しにしていると、旧住所宛てに届いた回収キットを受け取れなくなったり、紛失トラブルに発展したりするため、解約連絡と同時に返却の段取りを組んでおくことが賢明だ。
NTT回収キットはいつ届く?届かない4つの理由と発送タイミングの真実
通常、ドコモ光の解約手続きが完了すると、NTTから「返却用キット(回収袋や着払い伝票)」が登録住所へ送られてくる。発送の目安は手続き完了後約2日〜1週間程度で、日本郵便のゆうパックなどでポスト投函または対面配達される仕組みだ。
しかし、解約から1週間以上経っても回収キットが一向に手元へ届かないケースがある。その背景には、主に以下の4つの理由が隠れている。
第一に、「撤去工事」を伴う解約の場合だ。賃貸住宅の原状回復などで回線設備の撤去工事を予約している場合、工事当日に派遣された作業員がONUを直接回収するため、返却キットは発送されない。
第二に、「事業者変更(光コラボ乗り換え)」を行った場合が挙げられる。他社の光コラボレーション(ソフトバンク光やビッグローブ光など)へ工事なしで乗り換えた際は、同じ光ファイバー設備とONUを継続して利用するため、そもそも返却自体が不要となる。
第三に、転居先と契約者住所の相違だ。解約時に新住所への送付希望を伝えていなかったり、住所変更が反映されていなかったりすると、旧住所へ配送されて宛所不明で差し戻されてしまう。
第四に、解約手続きが完了していない可能性だ。Webや電話で解約を申し込んだつもりでも、受付完了メールが届いていなかったり、プロバイダ側の手続きと連動していなかったりすると処理がストップしている恐れがある。