デリカ d6へのフルモデルチェンジに向けた動きが、自動車業界の最前線でいよいよ最終局面を迎えている。悪路走破性とミニバンの実用性を融合させた唯一無二の存在として、長年にわたりファンを魅了し続けてきたシリーズが、次世代の電動化技術を纏ってどのような進化を遂げるのか。自動車ジャーナリズムの現場では、その革新的な変貌に対する期待がかつてないほど高まっている。
過酷なオフロード環境に耐えうる頑丈なシャシーと、家族全員が快適に過ごせる広大な居住空間。本来なら相反するこのふたつの要素を高次元で調和させたデリカ d6の登場は、多目的価値を求める現代のユーザーにとって待望のニュースだ。独自の四輪駆動技術を惜しみなく投入し、三菱は再びミニバン市場に大きな波紋を投じようとしている。
D:X Concept直系デザイン!次世代ミニバン「デリカD:6」の全貌
次世代モデルのエクステリア意重において、最大のデザインベースとなっているのが概念実証車「MITSUBISHI D:X Concept」だ。ボックススタイルの質実剛健さを継承しつつ、ガラスエリアを極限まで広げた未来志向のシルエットが強烈な印象を残す。
フロントフェイスには、同社のデザインアイデンティティである「ダイナミックシールド」の最新世代バージョンが採用される見込みだ。強固なプロテクター感を強調しながらも、LEDライティングユニットを薄型・立体化することで、洗練されたモダンな表情と圧巻の存在感を両立。「デリカD:6」へと引き継がれるデザイン言語は、単なる移動手段を超えた冒険心を刺激するギアとしての風格を漂わせている。
PHEV超強力四駆システムとS-AWCが誇る圧倒的な悪路走破性
新プラットフォームの核となるパワートレインには、磨き抜かれたプラグインハイブリッド(PHEV)システムが抜擢される。大容量バッテリーと高出力前後モーターの組み合わせにより、EV走行距離の大幅な延伸と強力な低速トルクを実現。静粛性の高い電動走行と長距離移動を支える高効率エンジンの融合は、アウトドアフィールドへのアプローチを劇的に変える。
さらに、三菱が誇る車両運動統合制御システム「S-AWC」の進化も見逃せない。前後独立モーターによる精密なトルクベクタリングと、路面状況に応じた走破モードの細分化により、深雪路や泥濘地、岩場といった極限状態でも圧倒的なトラクションを発揮。これまでのミニバンの常識を覆す悪路走破性が、新たな冒険の可能性を切り拓く。