高輪御所の現在はどうなった?上皇ご夫妻退去後の実態と活用真相

高輪御所の現在はどうなった?上皇ご夫妻退去後の実態と活用真相

東京都港区の閑静な高級住宅街に佇む広大な緑地、「高輪御所」。上皇ご夫妻が皇居から赤坂御用地へと居を移されるまでの約2年間、「仙洞仮御所」として過ごされた場所として記憶している方も多いのではないでしょうか。

上皇ご夫妻が赤坂の「仙洞御所」へ転居されて以降、この歴史ある邸宅は一体どのように使われているのでしょうか。「現在は誰が住んでいるのか」「一般公開される機会はあるのか」といった気になる疑問について、宮内庁の管轄動向や現地の様子を交えながら最新情報を詳しく紐解きます。

📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
  • 現在の状況:上皇ご夫妻の赤坂御用地移転に伴い「仙洞仮御所」としての役目を終え、現在は宮内庁管理の「高輪皇族邸」として定住者不在のまま維持管理中。
  • 移転の理由:2019年の皇位継承に伴う御所改修の玉突き移転が完了したためで、当初の計画通り赤坂の仙洞御所へ本移転された。
  • 見学・公開:敷地内の一般公開は原則として行われておらず、高い塀と厳格なセキュリティで守られた静寂な環境が維持されている。

【真相】高輪御所の現在|誰が住んでいるのか?最新の利用実態

上皇ご夫妻が2026年4月に赤坂御用地の「仙洞御所」へ引っ越しを完了されて以降、高輪の敷地は正式名称である「高輪皇族邸」へと戻り、宮内庁の手によって厳格に管理されています。

結論から言えば、現在この邸宅に定住している皇族方はいらっしゃいません。日常的な住居としては使われておらず、いわゆる「予備の皇族施設」として保全されている状態です。

邸内では定期的な庭園の手入れや建物の通風・換気、電気系統のメンテナンスが行われており、皇室の公式行事や一時的な接遇、将来的な皇族方の仮住まいなど、多様な用途に対応できるコンディションが常に維持されています。

仙洞仮御所からの移転理由と上皇ご夫妻の「お引っ越し」経緯

上皇ご夫妻が一時期高輪にお住まいになっていた背景には、平成から令和への代替わりに伴う一連の「御所の玉突き改修計画」がありました。

2019年4月末の上皇さまのご退位に伴い、天皇ご一家と上皇ご夫妻のお住まいを入れ替える必要が生じました。皇居の旧御所(現・御所)を天皇ご一家向けに、赤坂の旧赤坂御所(現・仙洞御所)を上皇ご夫妻向けにそれぞれバリアフリー化を含む大規模な改修工事を行う必要があったためです。

そこで、赤坂の改修が完了するまでの仮住まいとして選ばれたのが、旧高松宮邸であった高輪皇族邸でした。2026年3月に上皇ご夫妻がご入居され、名称も一時的に「仙洞仮御所」と改称。その後、赤坂の改修工事が無事完了した2026年4月に本来のお住まいである仙洞御所へとお戻りになりました。

山本 拓海
Penulis

山本 拓海

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。