ユービーアイソフト(Ubisoft)が手掛けたギリシャ神話オープンワールド・アクションアドベンチャー『イモータルズ フィニクス ライジング(Immortals Fenyx Rising)』。発売当初から『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド(BotW)』との類似性が話題を呼び、称賛と批判の両極端なレビューが飛び交いました。セール常連タイトルとなった現在も、多くのゲーマーが「実際に買う価値はあるのか?」という疑問を抱き続けています。
本作は単なる模倣作に過ぎないのか、それとも独自の進化を遂げた隠れた名作なのか。国内外のユーザー評価、Switch版とPS5・PC版の実機パフォーマンス比較、攻略の肝となる最強アビリティ構成、そして業界を騒然とさせた「続編開発中止」の舞台裏まで、客観的なデータと徹底取材をもとにその真価を浮き彫りにします。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】- 要点1:ゼルダBotWの探索構造を踏襲しつつ、軽快なハイスピードコンボアクションと高密度な謎解きパズルで差別化に成功した快作。
- 要点2:Switch版は携帯モードの利便性がある一方、快適な60fps動作やロード短縮を求めるならPS5版またはPC版が圧倒的に推奨される。
- 要点3:続編は開発中止となったものの、現在はセール時に1,000円〜2,000円前後で入手可能であり、コストパフォーマンスは最高峰のオープンワールド。
【徹底検証】『ゼルダの伝説BotW』との比較とパクリ疑惑の真相
『イモータルズ フィニクス ライジング』を語る上で避けて通れないのが、『ゼルダの伝説 BotW』との類似点です。スタミナを消費しての崖登り、翼を用いた滑空(グライド)、フィールド上の岩や金属を遠隔で持ち上げて投げるマグネキャッチ風のアビリティ、そして各所に点在するパズルダンジョン「タルタロスの迷宮」など、システムの根幹には明確なゼルダへのリスペクトと影響が見受けられます。
しかし、実際にプレイしたユーザーコミュニティや海外メディアの検証では、「手触りは完全に別物」という結論が定着しています。決定的な違いは戦闘システムのスピード感とゲームのテンポです。『ゼルダ』がサバイバルと環境干渉による静かな冒険を重視しているのに対し、本作は『デビル メイ クライ』や『アサシン クリード オデッセイ』を彷彿とさせるアクロバティックな空中コンボやジャスト回避、パリィを主軸に据えた爽快感重視の設計となっています。
また、ギリシャ神話をベースにしたストーリーテリングも強烈な個性を放っています。最高神ゼウスと語り手プロメテウスがメタ発言や掛け合いを交えながら物語を進行するコメディタッチの演出は、シリアスなオープンワールド作品群の中で異彩を放っており、プレイヤーの間でも好意的に受け止められています。
機種別性能比較|Switch版のレビューとPS5・PC版との実力差
本作はマルチプラットフォームで展開されていますが、購入時に最も注意すべきが「ハードごとの動作環境の差」です。携帯機として手軽に遊べるNintendo Switch版と、次世代機であるPS5版・PC版では、プレイフィールに無視できない隔たりが存在します。
Switch版は最適化の努力によりオープンワールドを破綻なく動作させていますが、パズルダンジョンと広大なフィールドを行き来する仕様上、ロード時間の長さが累積ストレスになりやすい側面があります。据え置きでじっくり腰を据えて遊ぶ環境があるならば、PS5版やPC版を選ぶのが間違いのない選択です。