ペットの愛らしい仕草やスポーツの決定的瞬間、日常のふとした風景をドラマチックに演出できるのが「スローモーション動画」です。iPhoneにはプロ顔負けのハイスピード撮影機能が備わっているだけでなく、撮影済みの通常動画を後からスローに変える機能や多彩な編集テクニックが存在します。
標準のカメラアプリで狙い通りのスロー動画を撮る基本設定から、純正「写真」アプリでの白い線の調整、さらには追加アプリなしで通常動画をスロー化する裏ワザまで、分かりやすく解説します。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】- 要点1:iPhoneの標準カメラは「1080p/240fps」に設定することで、極めて滑らかな8倍スローモーション撮影が可能。
- 要点2:撮影済みのスロー動画は、写真アプリのタイムライン(白い縦線)をドラッグするだけで、スローにする位置の調整や通常速度への復元がいつでも行える。
- 要点3:通常の速度で撮影した動画も、純正アプリ「iMovie」や無料編集アプリを使えば、狙ったシーンだけを後からピンポイントでスロー再生に変更できる。
【標準機能で即完結】iPhoneカメラのスローモーション撮影設定と秒数・画質の選び方
最も高画質で滑らかなスロー動画を残したいなら、撮影前にカメラのスローモーション設定を最適化しておくのが鉄則です。設定を変更するには、iPhoneの「設定」アプリから「カメラ」>「スローモーション撮影」へと進みます。
選択肢として主に以下の2種類のフレームレート(fps)が用意されています。
・1080p HD / 120 fps(4倍スロー):日常の身近な動きや人のリアクション、Vlogのインサート映像に最適。データ容量を抑えつつ自然なスロー効果が得られます。
・1080p HD / 240 fps(8倍スロー):水しぶき、球技のインパクトの瞬間、動物の俊敏なジャンプなど、肉眼では捉えきれない一瞬を劇的に捉えるプロクオリティの設定です。
撮影時の操作は極めてシンプルです。カメラアプリを起動し、シャッターボタン上のモード切り替えで「スロー」を選択して撮影を開始するだけで、自動的にハイスピード録画が行われます。
【アプリなしで簡単】iPhone写真アプリでスロー動画の再生位置を編集・通常速度に戻す方法
スローモードで撮影した動画は、最初と最後が通常速度で再生され、中央の特定区間だけがスローになるよう自動設定されています。この「どこからどこまでをスローにするか」は、追加アプリをインストールすることなく、標準の「写真」アプリだけで自由に変更可能です。
具体的な編集手順は次の通りです。
1. 写真アプリで該当のスロー動画を開き、画面右上の「編集」をタップします。
2. 画面下部に表示されるタイムラインを確認します。ここには2種類のバーがあり、上が動画の長さを切るトリミングバー、下が「スローモーションの速度バー(縦の白い線)」です。
3. 白い縦線の間隔が「広く開いている部分」がスロー再生される区間、「狭く詰まっている部分」が通常速度の区間を示しています。
4. 左右の太い白い縦バーを指でドラッグし、スローにしたい開始位置と終了位置をスライドさせて調整します。
5. 調整が終わったら、画面右上の「完了」(またはチェックマーク)をタップして保存します。
「スローで撮ったけれど、やっぱり普通の速度で使いたい」という場合も簡単です。左右の白いバーを完全に端まで詰めて白い線の間隔をすべて無くすだけで、いつでも劣化なしで通常速度の動画に戻すことができます。