イッテ q ギターの特番放送直後から、SNSやネットニュースは感嘆の声で溢れかえっている。かつてANZEN漫才としてお茶科目を沸かせ、今や唯一無二の存在感を放つみやぞんが見せた奇跡のセッション。それは単なるお笑い番組の余興ではなく、聴く者の心を揺さぶる本物のドキュメンタリーだった。
日本テレビ系列の看板枠で長年高視聴率を誇る『世界の果てまでイッテQ!』において、今回のイッテ q ギター挑戦企画が残した爪痕はあまりにも大きい。過酷なロケ現場で突如求められた高度なテクニックに対し、独自の感性と耳コピーだけで答えていく姿。スタジオMCの内村光良が「鳥肌が立った」と漏らしたあの瞬間の裏で、一体どのような葛藤と奇跡が紡がれていたのか。
過酷な海外ロケで見せた「神業演奏」の裏側
楽譜が読めない。それにもかかわらず、一度聴いた音階を瞬時に指先へと変換してみせる。みやぞんの圧倒的な音楽的才能は、これまでも様々な場面で賞賛されてきたが、今回のロケで課された試練は次元が違っていた。標高の高い過酷な環境、限られた練習時間という最悪のコンディションの中、彼はただ静かに弦と向き合い続けた。
現場スタッフの証言によれば、カメラが回っていない移動中の車内や密着の合間にも、指から血が滲むほどの反復練習が行われていたという。即興演奏で見せる朗らかな笑顔の裏には、アスリートさながらの凄まじい集中力と、音に対する異常なまでの誠実さが隠されている。
みやぞん愛用の使用機材とアコースティックギターへのこだわり
番組内で見せる力強いストロークと繊細なアルペジオ。視聴者の間では、彼が手にしている使用機材への関心も急上昇している。今回主に使用されたのは、豊かな倍音と温かみのある低音が特徴的なアコースティックギターだ。
プロのミュージシャンも注目するその音作りだが、みやぞん本人は機材のスペック以上に「弾いたときの鳴りと直感的なフィット感」を重視しているという。コード進行の理論に縛られず、弦を弾いた瞬間の響きを全身で受け止めるプレイスタイル。だからこそ、特注の高級機材であっても中古のヴィンテージ品であっても、彼の手に渡った瞬間に「みやぞんの音」へと昇華されるのだ。