イッテ q ギターの企画が放送されるたび、SNSのタイムラインは感嘆のコメントで埋め尽くされる。日本テレビ系列が誇る長寿バラエティ番組『世界の果てまでイッテQ!』が提示してきたエンターテインメントの真骨頂は、突飛な笑いの中に潜む泥臭くも美しい人間のドラマだ。
現地の人々と瞬時に心を通わせるツールとして、あるいは過酷なロケを乗り越える極限のパフォーマンスとして、番組におけるイッテ q ギターの存在感は唯一無二である。内村光良を筆頭とする出演者たちの熱量と、制作陣が仕掛けるドラマ性の融合は、現代のテレビ放送業においても稀有な成功例と言っていい。
みやぞんが魅せた神業即興演奏!天才的センスの秘密
番組内で数々の奇跡を起こしてきた天才といえば、間違いなく「みやぞん」の名が挙がる。彼の代名詞でもあるアコースティックギターを抱えたパフォーマンスは、画面越しの視聴者を幾度となく驚嘆させてきた。
楽譜が読めないにもかかわらず、一度耳にした旋律をその場で即座に再現する耳コピ能力。さらに、現地での突発的なハプニングや共演者のつぶやきをその場で歌詞に変える即興演奏のクオリティは、単なるタレントの芸の域を完全に超えている。
撮影現場のスタッフによれば、移動中の車内やロケの合間にも、彼は常に弦を弾き指先を動かしているという。天性のセンスと称される音感の裏には、音楽に対する純粋な愛情と弛まぬ練習量が隠されている。
歴代メンバーの感動ロケ裏側と過酷な練習秘話
ギター企画の凄みは、みやぞんの天才性だけに留まらない。出川哲朗をはじめとする歴代ロケメンバーが見せる、泥臭く泥にまみれた挑戦劇こそが番組の真骨頂だ。
短期間で難曲をマスターしなければならない海外ロケの現場は、まさに時間との戦い。ホテルに帰宅後も指の皮がむけるまで練習を重ねるタレントたちの姿は、カメラが回っていない場所でこそ輝きを増す。
技術の巧拙を超えた場所にある「届ける姿勢」。指導にあたる現地ミュージシャンとの言葉を超えた友情や涙の別れは、視聴者の胸を熱く焦がし続けている。