サンドウィッチ マン 昔の姿を知る人は、現在の彼らが「日本一好感度が高いお笑いコンビ」と称されることに少なからず驚くかもしれない。テレビで見ない日はないと言っても過言ではない伊達みきおと富澤たけしの二人だが、若手時代は金髪にサングラス、黒の革ジャンという、およそお笑い芸人とは思えない強面なビジュアルで異彩を放っていた。街を歩けば道行く人が思わず避けて通るほどの強烈なインパクト。あの強面スタイルは単なるウケ狙いではなく、売れない若手時代を生き抜くための切実なセルフプロデュースでもあった。
売れない時代を泥臭く泥まみれになって駆け抜けた歴史があるからこそ、現在の彼らが放つ温もりと安心感は本物なのだろう。お笑いファンやメディアの間でサンドウィッチ マン 昔の苦労話や破天荒なエピソードが語り継がれるたび、多くの人々がその壮絶なギャップと固い絆に引き込まれていく。コンビ結成前の出会いから極貧のアパート同居生活、そして歴史を塗り替えた賞レースでの奇跡まで、二人が辿ってきた軌跡はドラマ以上にドラマチックだ。
金髪強面写真が語る強烈な過去!下積み時代のリアル
現在、テレビ番組の過去VTRなどで若手時代の写真が公開されるたび、スタジオには驚きと爆笑が入り交じる。金髪を逆立て、鋭い眼光でカメラを睨みつける伊達みきおと、どこか物静かながら圧倒的な威圧感を醸し出す富澤たけし。当時の彼らを知る関係者は「楽屋でも本物のVシネマ俳優や裏社会の人間に見間違えられた」と口を揃える。
なぜ彼らはこれほどまでにコワモテな容姿にこだわったのか。その背景には、若手お笑いライブの厳しい現実に立ち向かうための戦略があった。数多の芸人がひしめく中で、とにかく覚えてもらわなければステージにすら立てない。優等生的なお笑いでは埋もれてしまうという強烈な危機感が、あのスタイルを生み出したのだった。
仙台商業高等学校での出会いと「解散劇」を越えた結成秘話
二人の原点は、地元・宮城県にある仙台商業高等学校のラグビー部へと遡る。クラスは違ったものの部活動を通じて意気投合し、親友としての関係を深めていった。しかし高校卒業後、二人はすぐに一緒にお笑いの道を歩み始めたわけではない。伊達は福祉関連の会社に就職し、サラリーマンとしての道を歩んでいた。
一方、お笑いへの情熱を捨てきれなかった富澤は、一度別の相方とコンビを組んだものの解散。その後、サラリーマンとして働いていた伊達を3年もの歳月をかけて口説き落とした。「一緒にお笑いをやろう」。富澤の熱烈なラブコールに心を動かされた伊達は会社を辞め、上京を決意する。元々はトリオとして活動をスタートしたものの、メンバーの脱退を経て現在のコンビ体制へと落ち着いた。