琵琶湖 花火 詐欺が、2026年の夏を目前に控えた滋賀県内で極めて深刻な問題となっている。350万人超の観客が押し寄せる西日本屈指の大花火大会。その裏で、プレミア化した有料観覧席チケットを餌にした悪質詐欺がネット上で爆発的に蔓延。SNSでの個人間取引や偽販売サイトを通じて高額な架空チケットを購入させられる被害が相次ぎ、滋賀県警や大会主催者が異例の警戒態勢を敷く事態へ発展した。
「子どもたちに最高の思い出を作ってあげたかっただけなのに……」。大津市に住む30代の父親は、やり場のない憤りを隠さない。SNSで「急用で行けなくなったため定価で譲る」という投稿を見つけ、指示されるがまま家族4人分の電子チケット代金4万円を指定口座へ即座に振り込んだ。しかし、送金完了の連絡を入れた直後、相手のアカウントは痕跡もなく消滅した。このように、近年猛威を振るう琵琶湖 花火 詐欺の手口は年々巧妙さを増しており、公式デザインを忠実に模倣した偽の電子チケット画面や偽QRコードまで提示して信用させるケースが急増している。
SNSで暗躍する「チケット譲ります」アカウントの卑劣な罠
X(旧Twitter)やInstagramなどのSNS上では、大会開催が近づくにつれて「急な仕事が入った」「同行者がキャンセルになった」といった投稿が溢れかえる。だが、その背後に潜んでいるのは組織的な犯罪グループだ。
彼らは検索ハッシュタグを常時監視し、「琵琶湖花火 チケット 探しています」と投稿したユーザーへ直接ダイレクトメッセージ(DM)を送信。相手の警戒心を解くため、他人の身分証明書や過去の取引完了スクショを提示してみせる。「PayPayで送金してくれれば、すぐに電子チケットの分配URLを送信する」と急かし、送金が確認された瞬間にブロックして逃走する手口が定着している。
生成AIで偽サイトを秒速作成 「公式そっくり」のフィッシング被害
2026年の最新トレンドとして専門家が警鐘を鳴らすのが、生成AIを悪用したフィッシングサイトの急増だ。高度な知識がなくても、本物のチケット販売サイトや有名旅行代理店のデザインを数分で精緻に複製できる時代になった。
検索エンジンの広告枠にこれら偽サイトが出稿されるケースすら確認されている。「琵琶湖花火大会 プレミアム席 残りわずか」という魅惑的な検索結果に誘導され、クレジットカード情報を入力してしまうと、チケットが届かないばかりか、カード情報が闇ルートへ流出するダブル被害に見舞われる。