キュア エール かわいいという言葉は、作品の放送終了から歳月が流れた現在もなお、アニメファンの間で熱を帯びて語られ続けている。2018年にテレビ朝日系列で放送が開始された『HUGっと!プリキュア』の主人公・野乃はなが変身する姿、キュアエール。東映アニメーションとバンダイのタッグによって生み出された彼女は、単なる愛らしさを超えた力強い生命力と包容力で、多くのアニメファンの心を掴んで離さない。
配信サービスのNetflixなどを経由して世界中のアニメファンへ作品が広がっていく中で、世代や国境を越えて「キュア エール かわいい」と称賛される背景には、緻密なキャラクターデザインと圧倒的なドラマツルギーが存在する。日本のアニメーション産業が到達したバトルヒロイン像の最高峰とも言える彼女の魅力は、どこから湧き出ているのだろうか。
『HUGっと!プリキュア』野乃はな/キュアエールはなぜこれほど可愛いのか?徹底解剖
キュアエールこと野乃はなの可愛さは、単なる外見的な造形美にとどまらない。失敗しても立ち上がり、他者をどこまでも肯定し続ける「心の強さ」が、その表情や一挙手一投足に宿っているからだ。
前髪を切りすぎてしまった第1話の愛らしいドジっ子ぶりから、傷ついた仲間を優しく抱きしめる母性あふれる姿まで、ギャップの振り幅が凄まじい。彼女の可愛さは静的なものではなく、感情の揺れ動きとともに刻々と変化する動的な美しさなのだ。
ファンを虜にするデザインの緻密な仕掛けとチアリーダーモチーフの革新性
デザイン面に目を向けると、東映アニメーションのクリエイティブ陣による計算し尽くされた仕掛けに驚かされる。キュアエールの衣装モチーフは「チアリーダー」と「花」だ。ポンポンを模した大きめのグローブや、ふんわりとしたチュチュスカートは、シルエットだけで彼女だと認識できる絶妙なデフォルメが施されている。
ピンクをベースにしつつも、アクセントとして配されたシアンブルーやゴールドが視覚的な躍動感を生む。激しい戦闘アクションでも映える動きの軽やかさと、キュートさを両立させた造形は、玩具展開を手がけるバンダイにとっても金字塔となった。