ニット 帽 ファッション メンズの潮流が今、大きな転換期を迎えている。単なる防寒アイテムという過去のイメージは完全に拭い去られた。今の街角を見渡せば、洗練されたジャケットスタイルのハズシとして、あるいはミニマルな装いのアクセントとして、頭元を彩るニットキャップの存在感は増すばかりだ。
パリやロンドンのランウェイから東京の街角まで、現代のニット 帽 ファッション メンズは多様なグラデーションを見せている。ハイブランドの上質なウール製から親しみやすいデイリーウェアまで選択肢が広がる中、差がつくのは「どう選んで、どう被るか」という至極シンプルな技術だ。一歩間違えると野暮ったく見えてしまうこの定番小物を、いかにして洗練された大人の着こなしへと昇華させるべきか。最前線のトレンドとともにその極意を紐解く。
海外セレブとアイコンが魅せる!失敗しない大人コーデ術
洗練された着こなしのヒントは、いつの時代も名だたるスタイルアイコンたちが教えてくれる。ハリウッドやスポーツ界のトップスターたちは、ニット帽を単なる防寒具ではなく、自身のアイデンティティを表現する完璧なピースとして使いこなしてきた。
長年にわたりカジュアルスタイルの頂点に君臨するデビッド・ベッカムは、やや深めのニット帽を絶妙なリラックス感で被りこなす達人だ。オーバーサイズのコートやレザージャケットにあえてボリュームのあるニット帽を合わせ、首元とのバランスを完璧に計算している。一方、日本で独自のスタイルを確立し続けている木村拓哉の着こなしも見逃せない。アメカジやサーフテイストをベースに、ラフでありながら計算された目深な被り方で、ストリートの質感を大人の色気へと昇華させている。
また、スクリーンの歴史を振り返れば、カルチャーに根ざした象徴的な被り方が今なお強い影響力を保持している。映画『レオン』で見せたジャン・レノの極浅いショートビーニースタイルは、ミニマルで無骨な男らしさの金字塔だ。対照的に、映画『ライフ・アクアティック』でビル・マーレイが着用した鮮烈な赤のニット帽は、シンプルコーデに一点の差し色を効かせるポップなアイビーテイストの模範として、今なお世界中の洒落者に愛されている。
「ダサ見え」を即回避!顔型別に選ぶベストなシルエット
「自分にはニット帽が似合わない」と思い込んでいる男性は少なくない。しかし、その原因の多くは顔の形とニット帽のシルエットとのミスマッチにある。顔型に合わせたジャストな形を選ぶことこそが、野暮ったさを排除する第一歩だ。
丸顔タイプの場合、横幅を強調する厚手の折り返しタイプは避けるのが無難だ。トップに少し立ち上がりのある立体的なフォルムを選び、縦のラインを強調することで、スマートでシャープな印象を演出できる。逆に面長タイプは、高さのある被り方をすると顔の長さが目立ってしまう。折り返しのあるローゲージのものや、耳上ラインで水平に収まる浅めのショートビーニーを選び、視線を横へと分散させるのが鉄則だ。
エラ張りやベース型の顔立ちなら、ボリューム感のあるミドルゲージからハイゲージの素材を選び、あえて少し後ろに傾けて浅く被ると柔らかな雰囲気が加わる。顔の輪郭とニット帽のボリュームの対比を意識するだけで、全体の印象は劇的に垢抜ける。