お弁当バスの歌完全ガイド!歌詞の順番・手遊びから劇あそび指導案まで

お弁当バスの歌完全ガイド!歌詞の順番・手遊びから劇あそび指導案まで

保育現場や幼稚園の日常保育、生活発表会で絶大な支持を集め続ける「お弁当バスの歌」。絵本作家・真珠まりこ氏のロングセラー絵本『おべんとうバス』を題材にしたこの楽曲と手遊びは、1歳児の喃語期から幼児期の劇遊びまで、幅広い発達段階の子どもたちを惹きつける鉄板の導入教材です。

現場の保育士や幼稚園教諭の間では、「歌詞の正確な順番や具材のバリエーションが知りたい」「発表会の劇あそび指導案や衣装のアイデアに悩んでいる」という声が常に寄せられています。現場観察や保育実践のリアルな知見をもとに、手遊びのやり方からピアノ楽譜のポイント、シアター教材の製作・演じ方までを体系的にまとめました。

📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
  • 要点1:絵本版と手遊び歌版では具材の登場順に若干の違いがあり、活動の目的に応じた適切な選択がスムーズな導入の鍵となる。
  • 要点2:0〜1歳児の応答的な手遊びから、発表会の劇遊び、食育活動の替え歌まで、年齢別の指導案と衣装アイデアで劇的な効果を発揮する。
  • 要点3:パネルシアター・ペープサート・エプロンシアターそれぞれの特性を把握し、型紙やフェルトを活用した製作で指導の質が大幅に向上する。

【歌詞と具材一覧】お弁当バスの歌における登場順と絵本との違い

「お弁当バスの歌」を導入する際、最も頻繁に確認されるのが具材の登場順と歌詞の構成です。原作絵本である真珠まりこ氏の『おべんとうバス』(ひさかたチャイルド刊)と、保育現場で歌い継がれている各種手遊び歌バージョンでは、展開の順番や登場するキャラクターに若干の差異が存在します。

活動を組み立てる前に、まずは絵本準拠の基本構成と、手遊び歌で一般的な具材一覧を確認しておきましょう。

【絵本版『おべんとうバス』の登場順】
1. ハンバーグくーん
2. エビフライちゃーん
3. コロッケくん
4. たまごやきさん
5. ブロッコリーくん
6. トマトちゃん
7. おにぎりさんたち(3兄弟)
8. みかんちゃん

一方、リトミックや日常の手遊びで親しまれている「お弁当バスの歌」(阿部直美氏編著などのバージョン)では、乳幼児がリズムに乗りやすいよう数字のカウント(1〜10)や語感の良いフレーズに合わせた構成が採られるケースが目立ちます。

【手遊び歌版の一般的な歌詞とフレーズの流れ】
「お弁当バスが はしります〜 乗せましょ 乗せましょ 誰乗せよ〜?」
・1(いち):いちごちゃん(または ハンバーグくん)
・2(に):にんじんさん
・3(さん):サンドイッチさん
・4(よん):しいたけさん
・5(ご):ごぼうさん
・6(ろく):ロースハムさん
・7(なな):なるとさん
・8(はち):ハムカツさん(または エビフライちゃん)
・9(きゅう):きゅうりさん
・10(じゅう):トマトちゃん(じゅーっと焼けたハンバーグなどアレンジ多数)

発表会や生活発表の舞台で劇遊びとして展開する場合は、子どもたちの認知度が高い絵本準拠のキャラクター設定を採用し、朝の集まりや給食前の短い導入ではリズミカルな手遊び歌バージョンを用いるなど、目的別に使い分けるのが現場で最も混乱を生じさせない定石です。

また、お弁当バスの歌のピアノ楽譜に関しては、ハ長調(C major)またはト長調(G major)で書かれたシンプルな伴奏譜が主流です。左手のベース音を「バスの走るリズム(ブンチャッ、ブンチャッ)」で力強く弾き、子どもの返事(「はーい!」)の間(ま)で右手の音をピタッと止めるブレイクを入れることで、子どもたちの集中力と発語の意欲を劇的に高めることができます。

【動画なしでもわかる】おべんとうバス手遊びのやり方と年齢別アレンジ

「おべんとうバス」の手遊びは、子どもの月齢や発達段階に合わせて動作の難易度を自在に調整できる点が最大の魅力です。保育手遊び歌の人気ランキングでも常に上位をキープする背景には、この柔軟な即応性にあります。

【基本の振り付け手順】
1. バスの走行動作:両手をグーにしてハンドルを握り、「ブッブー」と言いながら左右にリズミカルに揺らします。
2. 呼びかけ動作:片手をメガホンのように口元に当てて「ハンバーグくーん!」と元気に呼びかけます。
3. お返事動作:両手を高く挙げて「はーい!」と元気よく返事をします(乳児クラスではここが最大のハイライトです)。
4. 乗車動作:バスの中に具材を詰め込むように、胸の前で両手をパチンと合わせたり、膝を軽くポンと叩きます。
5. 出発進行:全員が乗り終わったら、両手で大きく丸を作り、「しゅっぱーつ、しんこーう!」と腕を高く掲げます。

【年齢別の実践アレンジ】
・0〜1歳児クラス:保育士の「はーい!」という笑顔の身振り模倣がメインとなります。具材の名前を呼ぶと同時に、子どもの名前(「〇〇ちゃーん!」)に置き換えることで、応答的な愛着形成と自己認識の芽生えを促します。
・2歳児クラス:「ギュッギュッギュッ(おにぎり)」「プリップリッ(エビフライ)」「ポッポッポッ(トマト)」など、オノマトペに合わせた身体表現を取り入れ、模倣遊びから表現遊びへのステップアップを図ります。
・3〜5歳児クラス:具材の数を増やしたり、「今日のお弁当に入れたいもの」を子どもたちに即興でインタビューしながら進めるなど、言語表現と想像力を拡張するアプローチが有効です。

山田 真由
Penulis

山田 真由

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