朝の澄んだ空気のように、聴く人の心を一瞬でパッと明るく照らしてくれるNHK Eテレ『おかあさんといっしょ』の名曲「おひさマーチ」。放送から年月が経過した今もなお、親世代から子どもたちまで幅広い層に支持され、SNSや育児コミュニティでは定期的にその魅力が語り継がれています。
キャッチーな行進曲のリズムと、やさしく力強いメッセージが詰まった本楽曲は、なぜこれほどまでに多くの人の記憶に刻まれ、愛され続けているのでしょうか。黄金コンビと呼ばれた当時の歌唱から、楽曲に込められた工夫、現在の視聴方法まで、その人気の真髄を徹底取材しました。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】- 要点1:「おひさマーチ」は2015年5月の「月の歌」として初登場し、作詞・小林ツダ氏、作曲・小杉保夫氏による極上のポップマーチとして誕生。
- 要点2:横山だいすけお兄さん&三谷たくみお姉さんの包容力ある歌声と、誰でもすぐ真似できる行進ダンスが世代を超えた人気の秘訣。
- 要点3:CDアルバム『メダルあげます』や各種DVDに収録されており、主要サブスクリプション配信や楽譜配信を通じて現在も日常や保育現場で親しまれている。
【名曲の原点】「おひさマーチ」は2015年5月の月の歌!作詞・作曲の黄金タッグ
「おひさマーチ」が初めて世に出たのは、2015年5月の「今月の歌」でした。新緑が美しく、少しずつ初夏の陽気が差し込む5月の空気感にぴったりの楽曲として、当時の子どもたちとお父さん・お母さんの心を一気に掴みました。
本楽曲を手掛けたクリエイター陣は、Eテレやアニメソング界で数々の名曲を世に送り出してきたプロフェッショナルたちです。
- 作詞:小林ツダ(親しみやすく、日常のささやかな幸せやおひさまの温もりを描く言葉選び)
- 作曲:小杉保夫(『おジャ魔女どれみ』のOP曲「おジャ魔女カーニバル!!」や数々の特撮・Eテレ名曲を手掛ける大ヒットメーカー)
小杉保夫氏ならではの弾むようなブラスサウンドと、思わず足踏みをしたくなる力強いリズム展開が見事に融合。ただ元気なだけでなく、どこか懐かしく温かいメロディラインが、朝の忙しい家庭に心地よい活力をもたらしました。
【なぜ愛され続けるのか】横山だいすけ×三谷たくみが生んだ圧倒的陽だまり感
歴代の番組ファンから「黄金コンビ」と称される第11代目うたのお兄さん・横山だいすけさんと、第20代目うたのお姉さん・三谷たくみさん。二人の歌声の相性の良さが、この楽曲の魅力を何倍にも引き立てています。
横山だいすけさんの芯の通った伸びやかで朗らかなテノールと、三谷たくみさんの透明感あふれる可憐でまろやかな歌声が重なるユニゾンは、まさに「春の陽だまり」そのもの。歌詞の中で描かれる、太陽に背中を押されて前へ進むワクワク感が、二人の表情豊かな歌唱によってリアルな体温を帯びて届いてきます。
当時の放送クリップでは、太陽をモチーフにした明るいセットの中で、二人が満面の笑みで歌い上げる姿が印象的でした。親にとっては「今日も一日育児を頑張ろう」と思える応援歌となり、子どもにとっては「外に遊びに行きたい!」という冒険心を刺激するアンセムとなったことが、時代を超えて語り継がれる最大の要因です。