ヘアオイル メンズの市場は、かつてないほどの熱気に包まれている。固めるワックスやジェル全盛だった男性のスタイリング事情に、決定的な変化が訪れた。今、ストリートやオフィスで支持されるのは、作り込みすぎないナチュラルな毛流れと、内側から光るような質感だ。パサついた毛先を瞬時に補修し、髪全体に洗練された雰囲気を纏わせる——。もはや単なるケア用品の枠を超え、男の身だしなみを左右するマストアイテムへと躍進を遂げている。
かつて女性の美容アイテムというイメージが強かったが、日常の身だしなみとしてヘアオイル メンズ向け製品を愛用する男性が急増している。朝の慌ただしい時間帯でも手ぐしを通すだけで寝癖や乾燥を抑え、好印象を与える清潔感を演出できる手軽さがウケているのだ。
【2026年最新】プロ美容師が徹底解説!清潔感を高める選び方と失敗しない秘訣
髪のパサつきや広がりを抑え、大人の清潔感を引き出すためには、自分の髪質と目的に合わせたオイル選びが欠かせない。プロの美容師たちが口を揃えて指摘するのは、「重さ」と「成分」の見極めだ。猫毛や軟毛の男性が重すぎるオイルを使うと、ペタンと潰れて清潔感を損なう原因になる。逆に、硬毛や癖毛の男性が軽すぎるオイルを選ぶと、湿気や乾燥に負けて広がりを抑えきれない。
軽やかな仕上がりを求めるなら植物性オイルを中心としたライトタイプ、しっかりとした保湿力や収まりを求めるなら重厚感のあるしっとりタイプを選ぶのが鉄則だ。さらに、手のひら全体にオイルをよく伸ばしてから、髪の中間から毛先にかけて内側から手ぐしを通すように馴染ませるのがプロの秘訣。根元に直接つけないことで、ベタつきを防ぎつつ自然な束感を演出できる。
加速するメンズビューティー業界:OCEAN TOKYOやLIPPSが仕掛ける新潮流
近年のメンズビューティー業界における盛り上がりは、トップサロンの動向からも明らかだ。ヘアトレンドを牽引し続ける「OCEAN TOKYO」の代表・高木琢也氏をはじめとするカリスマ美容師たちは、早くからオイルを活用したナチュラルスタイリングの可能性に着目してきた。固めずに魅せる髪型は、若者層を中心に圧倒的な支持を獲得している。
また、人気サロン「LIPPS」が展開するプロダクトラインや、大手メーカーである株式会社マンダムによるメンズに特化した新提案など、市場の選択肢は一気に広がった。従来のメンズヘアスタイリング剤の主役だったハードワックスに加え、オイルがスタイリングのベースや仕上げとして不可欠な選択肢として定着している。