東京都心から約50km、茨城県南西部に位置する常総市。2015年9月の関東・東北豪雨による鬼怒川決壊という未曾有の大災害から約10余年、いまこの街は単なる被災からの復興にとどまらず、北関東屈指の観光・産業拠点として劇的な変貌を遂げています。
首都圏中央連絡自動車道(圏央道)常総インターチェンジ周辺に誕生した広大な産業観光ゾーン「アグリサイエンスバレー常総」を核に、連日完売が続くグルメスポットや最先端の体験型施設が続々と開業。一方で、移住先としての住みやすさや治安、ハザードマップの実態を巡っては様々な声が飛び交っています。本記事では、2026年現在の最新現地取材データと行政資料に基づき、常総市の魅力と課題のリアルを多角的に解き明かします。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】- 要点1:2015年の水害を乗り越えた「アグリサイエンスバレー構想」が結実し、道の駅常総や空中いちご園など年間数百万人規模を呼び込む大人気観光地へ急成長。
- 要点2:都心へ1時間圏内のアクセス性と割安な地価でファミリー層の関心が高まる一方、居住地選びでは鬼怒川・小貝川に挟まれた地形特性とハザードマップの精査が必須。
- 要点3:市人口の約1割を占める外国人住民との調和を目指し、2026年も市主導で「秩序ある多文化共生」施策を加速させるなど、独自の安心・安全な地域づくりが進展中。
【なぜ今話題に?】道の駅常総の爆発的人気と観光スポットの進化
現在、常総市が関東近郊のドライブ・おでかけスポットとして圧倒的な支持を集めている最大の理由は、圏央道・常総IC直結の複合型エリア「アグリサイエンスバレー常総」の成功にあります。その中核施設である道の駅常総は、2026年春の開業以来、週末には駐車場待ちの列が途切れないほどの熱気を見せています。
来場者の最大の目当てとなっているのが、ベーカリー「ぼくとメロンとベーカリー」が提供する道の駅常総のメロンパンです。茨城県が誇るメロンの果汁を贅沢に練り込んだ「ぼくのメロンパン」や、クリームが溢れ出す極上メロンパンは、1日あたり数千個が焼き上がりと同時に完売する看板商品として定着しました。オープンから時間を経た現在も、整理券配布や焼き上がり時刻に合わせた行列が絶えません。
周辺に広がる常総市の観光スポットも見逃せません。日本最大級の栽培面積を誇り、頭上からいちご棚が降りてくる可動式リフトを導入した空中いちご園グランベリー大地では、リフト下のカフェスペースでスイーツを味わう唯一無二の体験が話題を呼んでいます。さらに、隣接するTSUTAYA BOOKSTORE 常総は、ブックカフェやキッズスペース、ワーキングラウンジを備えた滞在型ライフスタイル提案拠点として、観光客だけでなく地元住民の憩いの場としても機能しています。
【名店&穴場】常総市おすすめランチと絶品グルメの深層
観光拠点としての華やかさに加え、常総市には古くからの食文化と国際色が交差する独自のグルメシーンが存在します。常総市のランチおすすめを探すなら、まずは歴史ある城下町・水海道(みつかいどう)周辺のローカルフードに注目です。
水海道駅周辺から石下(いしげ)地区にかけては、地元で愛され続ける老舗の手打ちうどん・蕎麦処や、味噌・醤油の醸造文化を活かした定食店が点在しています。特に、特製ダレで煮込んだホルモン煮込みや、甘辛いソースが食欲をそそる「常総焼きそば」は、知る人ぞ知るご当地B級グルメとして確固たる地位を築いています。
一方で、食通の間で密かに評価を高めているのが常総市のグルメ穴場である本格ブラジル料理店です。常総市は古くから日系ブラジル人をはじめとする外国籍住民が多く暮らす地域であり、水海道地区には本場のシュラスコ(炭火焼き肉)やパステウ(ブラジル風揚げ餃子)、焼きたてのポンデケージョを提供する専門店が軒を連ねています。日本にいながら異国情緒と本格的な南米の味をリーズナブルに堪能できる点は、他都市にはない常総市ならではの食の醍醐味です。