カトゥーン デビュー 曲として2006年に解き放たれた『Real Face』は、当時の日本の音楽業界に激震を走らせた伝説的な楽曲だ。東京ドーム公演をデビュー前に行うという前代未聞のスケール感とともに突如としてチャートの頂点へ躍り出たKAT-TUN。彼らが提示したのは、従来の王道アイドル像を覆すワイルドで硬質なスタイルだった。
CD不況が叫ばれ始めていた時代にトリプルプラチナ・ミリオンヒットという金字塔を打ち立てた背景には、緻密な戦略と妥協なきクリエイティビティが存在する。平成のポップカルチャー史においてカトゥーン デビュー 曲が与えた衝撃は大きく、その熱狂は今なお色あせることを知らない。
異例の異色コラボ!スガシカオ×B'z松本孝弘が生んだ強烈なサウンド
当時のJ-POPシーンにおいて、デビュー曲の制作陣として発表された名前はあまりにも規格外だった。作詞を手掛けたのは独自の詩情を誇るシンガーソングライターのスガシカオ。そして作曲を担当したのは、日本を代表するロックバンドB'zの天才ギタリスト・松本孝弘である。
ジャニーズ事務所のグループでありながら、ダンスポップの枠にとらわれない重厚なロックサウンドを全面に押し出した。この楽曲のリリースを支えた自社レーベル「J Storm」にとっても、まさに勝負の一曲となった。松本孝弘による歪んだディストーションギターのリフと、スガシカオが紡いだ荒々しくも叙情的な言葉が見事に融合し、既存のアイドルソングの概念を根底から塗り替えたのだ。
亀梨和也と赤西仁が放つギラつきとシンメの美学
サウンドの強烈さに負けない個性を放っていたのが、グループのツインボーカルであり絶対的なセンターとして存在感を示した亀梨和也と赤西仁だ。二人が見せるボーカルの対比とシンメトリーな立ち振る舞いは、観客の目を釘付けにした。
舌打ちのパフォーマンスで語り草となった亀梨和也の鋭い眼光とシャープな歌声。一方で、圧倒的な歌唱力とハイトーンのフェイクで曲にグルーヴ感を与えた赤西仁。この二人の強烈な化学反応こそが、グループ全体に溢れ出るギラつきと危険な魅力の源泉であった。