実家の本棚や知人宅の書斎などで一度は目にしたことがある大河小説『人間革命』と、その続編にあたる『新・人間革命』。創価学会の歴史を描いた池田大作氏の代表的著書として知られ、現在も国内外で膨大な読者層を持ち続けています。しかし、シリーズ全体の冊数が非常に多いため、「全巻揃えると費用はいくらになるのか」「メルカリや古書店での買取・中古相場はどう動いているのか」「Kindleなどの電子書籍で読めるのか」といった疑問を持つ方は少なくありません。
あわせて、実家の片付けや遺品整理に伴い、保管スペースの都合から適切な処分方法や引き取り先を探すケースも目立ちます。全巻の構成やあらすじの概要から、2026年現在の中古市場のリアルな買取事情、電子書籍や朗読音声の活用法、さらには後悔しない処分・引き取りの手順まで、知っておくべきポイントを網羅して解説します。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】- 要点1:『人間革命』は全12巻、『新・人間革命』は全30巻(計31冊)構成であり、新品定価で全巻揃えると合計5万円前後の費用がかかる。
- 要点2:中古市場ではメルカリのセット販売が数千円〜1万円台半ばで動く一方、流通量の多さから一般古書店の買取価格は低水準にとどまる傾向が強い。
- 要点3:保管場所に悩む場合はKindle等の電子書籍や朗読音声の活用が有効であり、手放す際は専門古書店やフリマアプリ、自治体の古紙リサイクルが現実的な選択肢となる。
【全何巻ある?】『人間革命』と『新・人間革命』の巻数・定価・あらすじ詳細まとめ
長年読み継がれている本シリーズですが、まずは基本となる巻数と作品構成を整理しておく必要があります。作品は大きく分けて前編にあたる『人間革命』と、後編にあたる『新・人間革命』の2部構成となっています。
正編となる『人間革命』は全12巻で完結しています。物語は第二次世界大戦末期、戸田城聖第2代会長の出獄から幕を開けます。戦後の混乱期における創価学会の再建、若き日の池田大作氏(作中名:山本伸一)との出会い、そして後継へのバトンタッチに至る激動の軌跡を描いた長編小説です。聖教新聞社から刊行された単行本や文庫版など複数の版が存在し、単行本の定価は1冊あたり約1,000円〜1,200円前後でした。
一方、続編である『新・人間革命』は全30巻構成ですが、最終第30巻が「上巻・下巻」に分かれて刊行されたため、書籍の総数としては全31冊となります。1960年5月に山本伸一が第3代会長に就任した場面からスタートし、日本国内から世界各地へと平和・文化・教育のネットワークを広げていく半世紀の歩みが詳細に記録されています。聖教新聞社での定価は1冊あたり1,362円(税込)であり、全31冊を新品で揃えた場合の定価総額は4万2,222円(税込)に達します。
正編・続編を合わせると合計43冊という極めて長大な作品群であり、全巻を一括で新品購入すると約5万5,000円前後の予算が必要となる計算です。
【2026年最新相場】全巻セットのメルカリ販売価格とブックオフ買取の実態
「全43冊をできるだけ安く揃えたい」あるいは「自宅にあるセットを売りたい」と考えたとき、焦点となるのが中古市場での相場感です。結論から言えば、購入者にとっては非常にリーズナブルに入手しやすい反面、売却時の買取価格にはシビアな現実があります。
個人間売買が中心のメルカリをはじめとするフリマアプリでは、セット販売が活発に行われています。『人間革命』全12巻セットは1,500円〜3,000円前後、『新・人間革命』全31冊セットは状態や帯の有無に応じて8,000円〜1万5,000円程度が取引の相場です。特に後半の巻数(第25巻〜第30巻上下)は発行部数が前半よりやや絞られているため、比較的高値で売買される傾向が見られます。
対照的に、ブックオフなどの大手総合古書店へ持ち込んだ場合の買取価格は厳しい評価になりがちです。本シリーズは全国に極めて膨大な部数が流通しており、中古店舗側でも常に在庫過多になりやすいジャンルに該当します。そのため、店頭買取では1冊あたり10円〜50円程度、あるいは「在庫過多による0円引き取り・買取不可」と査定されるケースも珍しくありません。少しでも金銭的な対価を得たいのであれば、送料を考慮した上でメルカリ等に出品するほうが賢明です。