リアル バービー アンジェリカとして、世界中で大きな注目を浴び続けているロシア出身のモデル、アンジェリカ・ケノヴァ。ウエスト54センチという人間離れしたプロポーション、陶器のような肌、そして整いすぎた顔立ち。米国マテル社が誇る世界で最も有名なおもちゃ「バービー人形」が生身の人間として現代に現れたかのようなその姿は、一目で人々の視線を奪うインパクトを持っている。
世界中で彼女の写真が拡散される一方で、モスクワで暮らすリアル バービー アンジェリカの日常は、私たちが想像する華やかなセレブリティの暮らしとはかけ離れている。InstagramやYouTubeを開けば、そこには非現実的な美しさを誇る彼女の写真や動画が数多く並んでいるが、画面の向こう側に隠された彼女の実像を知る者は多くない。CG画像や高度なレタッチを疑う声、そして全身に及ぶ美容整形を確信する視線が、常に彼女を取り巻いてきた。
整形疑惑の真相:彼女の身体は人工的につくられたのか
アンジェリカ・ケノヴァを語る上で避けて通れないのが、執拗につきまとう美容整形疑惑だ。肋骨を摘出したのではないか、顔面に大規模な外科手術を施したのではないかといった噂は、今や都市伝説のようにネット上を巡っている。
しかし、彼女自身はこれまで一貫してメスを入れた事実を否定してきた。自らのボディラインについて「両親から受け継いだ奇跡的な遺伝子と、10代の頃から絶やさず続けている週に数回のハードなトレーニング、そして徹底された食事管理の産物だ」と主張する。実際、彼女を担当するトレーナーによれば、有酸素運動と筋力トレーニングを緻密に組みあわせたメニューが日常的に課されているという。美容整形業界の専門家の間でも意見は分かれており、完璧なメイク技術と徹底的な体型維持、そして撮影角度の効果によるものではないかという分析も少なくない。
両親による独占管理:幼少期から支配された過酷な生活スタイル
彼女が生み出された背景には、過酷とも言える家族の独占管理が存在する。アンジェリカが生まれた瞬間から、母親は彼女を「生きているおもちゃ」として育てることを決意したという。
服のコーディネートから毎日の献立、日々のスキンケアに至るまで、生活のすべてを両親が完璧にコントロールしてきた。彼女自身、過去の取材で「幼い頃から両親によってバービーのように着飾られ、外に出ることも自由に男友達を作ることすら許されなかった」と語っている。大人の女性となった現在でも、デートに出かける際には母親が同伴し、自身の意思だけで服を一着買うことすら困難な環境に置かれているという。ファッションモデル業界で活躍する美貌を持ちながら、私生活は完全に遮断されたガラスの城の中に閉じ込められているのだ。