広島市中区の繁華街・八丁堀の路地裏に、全国のグルメファンや地元民がひっきりなしに吸い込まれていく伝説の肉料理店が存在します。その名は「肉のますゐ」。昭和の風情を色濃く残す店構えと、物価高騰が続く現代において信じがたい価格破壊を維持し続ける姿勢は、まさに広島飲食界の至宝と呼ぶにふさわしい存在です。
店頭のショーケースには上質な国産牛が並ぶ精肉店でありながら、奥と2階には趣ある食事スペースが広がり、名物の「サービストンカツ」から本格的なすき焼き、ステーキまで多彩な肉料理を堪能できます。創業以来、半世紀以上にわたって広島の胃袋を支え続ける名店の魅力と、驚きの安さを実現できる裏側に迫ります。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】- 要点1:名物「サービストンカツ」はライス付きでワンコイン以下という衝撃価格を維持し、特製デミソースと薄衣の絶妙な味わいで不動の人気を誇る。
- 要点2:圧倒的なコストパフォーマンスの理由は、精肉店直営ならではの一頭買いルート、中間マージン排除、そして抜群の回転率にある。
- 要点3:1階の気軽な洋食ランチに加え、2階座敷で味わう予約必須の本格すき焼き・しゃぶしゃぶも極めてリーズナブルで接待や家族連れに最適。
【歴史と看板】広島・八丁堀で愛され続ける老舗洋食「肉のますゐ」とは
広島電鉄の八丁堀電停から徒歩ですぐ、オフィスビルや商業施設が立ち並ぶ中心街の一角に、時が止まったかのようなレトロな看板を掲げる「肉のますゐ」。戦後の復興期から今日に至るまで、地元広島の人々に良質な肉を安く提供し続けてきた老舗です。
店舗の正面右手は街の精肉店、左手の暖簾をくぐるとテーブル席が並ぶ洋食レストラン、そして階段を上がった2階には畳敷きのお座敷が広がるという独特の構造を持っています。昼時には近隣で働くビジネスパーソンや学生、遠方からの観光客が入り乱れ、店内は常に活気であふれています。
世代を超えて「ますゐのカツで育った」「特別な日のすき焼きはますゐの座敷だった」と語る広島市民は少なくありません。単なる安売り店ではなく、確かな肉の目利きと変わらぬ伝統の味を守り続けているからこそ、長年トップクラスの支持を集めています。
【看板メニュー】衝撃価格のサービストンカツ!実食レビューと人気の秘密
「肉のますゐ」を語る上で絶対に外せないのが、看板メニューである「サービストンカツ(通称・赤とんかつ)」です。ライスがセットになって400円前後という、令和の時代では信じられない破格の設定で提供されています。
運ばれてくるプレートには、平たく叩き伸ばされた豚肉にきめ細やかなパン粉をまとわせ、ラードで香ばしく揚げられた大きなとんかつが鎮座しています。その上に惜しみなくかけられているのが、創業当時から受け継がれる秘伝の特製ソースです。
デミグラスソースをベースにトマトの酸味と優しい甘みを効かせたオリジナルの洋食ソースは、サクサクの薄衣と豚肉の脂の甘みに見事にマッチします。付け合わせのキャベツやポテトサラダもどこか懐かしく、皿に盛られた白ご飯が瞬く間に消えていく魔力を持っています。
さらにボリュームを求める常連客には、サービストンカツにハンバーグやエビフライを組み合わせた各種コンビネーションメニューや、肉厚な上ロースカツも大好評です。