セカンド ストリート 香水の買取や購入を検討する人が、かつてない勢いで増えている。クローゼットの奥で埃をかぶっていた使いかけのボトルが、思いがけない臨時収入に化ける時代だ。循環型社会への関心が高まるなか、リユース業界におけるフレグランスカテゴリーの隆盛は、単なる一過性のブームを超えた大きな熱気を帯びている。
「使いかけの化粧品や香水は売れない」というかつての常識は、完全に過去のものとなった。物価高が家計を圧迫するなか、憧れの品を手頃な価格で試したいと願う消費者の視線が、セカンド ストリート 香水売り場へ注がれている。なぜこれほどまでに中古の香りが支持され、活発に取引されるのか。現場の最新状況とその裏側に迫った。
使いかけでも売れる?ハイブランドフレグランス市場の急拡大
全国に店舗を広げる大手リユースショップ「セカンドストリート」を運営する株式会社ゲオホールディングス。同社をはじめとするリユース業界がいま注力しているのが、中古香水買取・販売の強化だ。かつては未開封・未使用品が主流だった買取市場において、現在では残量が残っている商品へのニーズが急増している。
背景にあるのは、ハイブランドフレグランスの相次ぐ値上げだ。定価が数万円規模に達するなか、「まずは試してみたい」「ボトルを並べてインテリアとして楽しみたい」という若い世代のニーズが市場を力強く牽引している。
名香の価値は落ちない:シャネル N°5やディオール ソヴァージュの強み
中古市場で特に高値で取引されるのは、時代を超えて支持されるクラシックな名香や、世界的なベストセラー商品だ。たとえば、ココ・シャネルの美学が凝縮された伝説的香水「シャネル N°5」は、ボトルが開封済みであっても根強いファンが存在するため、安定した査定額がつきやすい。
一方で、男性向けフレグランスの金字塔として知られる「ディオール ソヴァージュ」も入荷即完売が続く人気アイテムだ。著名調香師フランソワ・ドゥマシーが手がけたその洗練された香りは、中古市場でも値崩れしにくく、査定に出す側にとっても確実なリターンが見込める。フレグランス業界全体で培われたブランド力は、そのまま中古市場での価値へ直結している。