スシロー 定休 日の検索数が急増する時期がある。大好きなネタを目当てに車を走らせたのに、着いてみたら看板が消えていてガッツリ肩を落とす。そんな苦い体験、一度くらいはないだろうか。「寿司チェーン=年中無休」という刷り込みは、もう昔の話。今や巨大外食チェーンも、休む時はスパッと休む時代に入っている。
かつて常識だった無休営業から一転、顧客を驚かせたスシロー 定休 日の取り組みは、業界内に大きな衝撃を与えた。一般路面店と商業施設内のテナント店舗で異なる営業スケジュールの仕組みや、混雑する連休直後に設定される全店休業の背景など、知っておくべき実用情報と裏側を取材視点で掘り下げていく。
全店一斉休業日はいつ?定休日とテナント店舗の例外ルール
「今日スシロー休み?」とネットがザワつく最大の要因は、年に数回設定される全国規模の一斉休業だ。株式会社あきんどスシローでは、例年ゴールデンウィーク明けて直後の平日に2日間ほど、ほぼ全店が一斉休業に入る特別ダイヤを採用している。繁忙期を全力で駆け抜けた現場スタッフへ、まとまった休日を届けるための施策だ。
ただし、ここで注意したいのが例外店舗の存在である。イオンやららぽーとといった大型商業施設、あるいは駅ビル内に位置するテナント店舗は、施設全体の営業カレンダーに準拠するケースが多い。そのため、路面店が一斉休業していてもショッピングモール内の店舗だけは営業していたり、逆にモールの館休日に合わせて単独で休みを取ったりする。このズレこそが、来店客の混乱を生む種となっているのだ。
さらに、年末年始や季節の変え目には営業時間が大幅に切り替わる。開店時間が通常より1時間遅れたり、ラストオーダーが前倒しになったりすることも珍しくない。思いつきで飛び込む前に、最新の営業カレンダーをチェックする癖をつけておきたい。
回転寿司業界を揺るがした「全店一斉休業プロジェクト」の全貌
回転寿司業界でトップを走る巨大チェーンが、書き入れ時の平日に一斉に店を閉める。この英断に業界全体が息をのんだ。かつて水留浩一氏が舵を取っていた時期から試行錯誤が重ねられ、本格的な全店一斉休業プロジェクトとして結実した経緯がある。売上だけを追い求める従来のプレッシャーから脱却し、働く人間の心身の充実こそがサービス品質の向上につながるという強い思想がそこにはあった。
現在、社長を務める新居耕平氏のもとでも、このサステナブルな店舗運営思想はしっかりと継承・深化されている。売上機会の損失を恐れて休業を躊躇する既存の業界体質に対し、一石を投じた格好だ。一斉休業を実施した直後は一時的に売上が落ち込むものの、休み明けのスタッフの士気向上やリフレッシュ効果は絶大で、結果として接客品質や従業員定着率の改善という大きな実りをもたらしている。