北海道・札幌の夜の顔といえば、すすきの交差点を見下ろす巨大なネオンサイン、通称「ニッカの看板」です。北の大地を代表する歓楽街のランドマークとして、半世紀以上にわたり地元住民や国内外の観光客を温かく迎え入れてきました。
2026年を迎えた現在も圧倒的な存在感を放ち続けていますが、中央に描かれた「髭のおじさん」のモデルが誰なのか、背景の色が次々と移り変わる理由は何なのかなど、意外と知られていない事実が数多く存在します。現地取材と公式記録を紐解きながら、すすきのの夜を彩る名物看板の知られざる真相を徹底解説します。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】- 要点1:看板に描かれた「髭のおじさん」の正体は創業者・竹鶴政孝ではなく、理想のブレンダー像を具現化した「キング・オブ・ブレンダーズ」。
- 要点2:背景色が変化する仕掛けにはウイスキーの奥深さを伝える演出意図があり、点灯は日没連動、消灯は深夜24時が基本ルール。
- 要点3:最新商業施設「COCONO SUSUKINO」のテラスなど、2026年ならではのベスト撮影アングルが存在する。
【正体を暴く】ニッカ看板の「髭のおじさん」モデルは誰?竹鶴政孝説の真相
看板の中央でウイスキーグラスを片手に佇む、立派な髭をたくわえた英国紳士風の男性。観光客の間では「ニッカウヰスキー創業者の竹鶴政孝氏本人ではないか」と囁かれることが珍しくありません。NHK連続テレビ小説『マッサン』の主人公モデルとしても知られる竹鶴氏のイメージと重なるため、そう信じ込んでいる方も多いはずです。
しかし、公式見解における髭のおじさんのモデルは竹鶴政孝氏ではありません。彼の正式名称は「キング・オブ・ブレンダーズ(ブレンドの王様)」と呼ばれています。
このキャラクターは、19世紀のスコットランドで「ウイスキーのブレンド名人」として名を馳せた実在の人物・W・P・ローリー卿などをモチーフにデザインされました。自らの鼻で香りを確かめる「テイスティング」の瞬間を切り取った姿であり、美味しいウイスキー造りに生涯を捧げるブレンダーたちの情熱と誇りを象徴した架空のマスターピースなのです。
【点灯・消灯時間】何時に光り何時に消える?すすきのビル看板のタイムスケジュール
旅の記念撮影や観光スケジュールを組むにあたり、押さえておきたいのがニッカウヰスキー看板の点灯時間と消灯時間です。
看板が設置されているすすきのビルのネオンは、毎日定刻に一斉点灯するわけではありません。季節による日没時刻の変動に合わせ、自動制御で明かりが灯ります。
- 点灯時間:日没に合わせて毎日点灯(冬季は16:00前後、夏季は18:30〜19:00頃)
- 消灯時間:原則として深夜24:00(午前0時)
深夜24時を迎えると、周囲の喧騒を残したまま看板の明かりがふっと消え、すすきのの夜が一段深い時間へと移行することを告げます。なお、過去の節電要請期間や社会情勢によって時間が変更された前例はありますが、現在はこのスケジュールで運用されています。