ファストフードの手軽さと、高級グルメバーガーのクオリティを融合させた「第3のハンバーガー」として脚光を浴びてきた「the 3rd burger」。居酒屋チェーン「てけてけ」などを手掛けるユナイテッド&コレクティブ株式会社が展開し、発酵から焼き上げまで店内で行う自家製バンズや、一度も冷凍しないチルドビーフ100%パティなど、徹底した素材主義で独自のポジションを築いてきました。
しかしネット上では「まずい」「味が薄い」といった辛口な口コミや、主要駅周辺店舗の閉店をめぐるネガティブな噂も散見されます。健康志向を掲げる同店がなぜ賛否両論を巻き起こしているのか、そして相次ぐ閉店の裏にある飲食業界の構造変化とは何なのか。現場の生の声と客観的データをもとに、その実態と真相を検証します。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】- 要点1:「まずい」という評判の正体は、無添加・野菜重視による「ジャンク感の薄さ」と素材本来の味を活かした設計に起因する味覚のギャップ。
- 要点2:一部店舗の閉店理由は業績悪化のみならず、店内ベーカリー・チルド加工に伴う高い運営コストを適正化するための戦略的スクラップ&ビルド。
- 要点3:公式アプリのクーポンやモーニングセット、株主優待を活用することで、高品質なハンバーガーを日常価格で賢く楽しめる。
【噂の真相】the 3rd burgerは本当にまずいのか?口コミ・ネットの反応を徹底検証
検索エンジンで店名を打ち込むと表示される「まずい」という不穏な関連ワード。大手SNSやグルメレビューサイト、掲示板などの口コミ・ネットの反応を多角的に分析すると、評価が真っ二つに分かれる明確な構造が浮かび上がってきます。
低評価をつけているユーザーの意見を精査すると、共通しているのは「ハンバーガー=濃厚でパンチのあるジャンクフード」という先入観とのズレです。「大手バーガーチェーンのようなガツンとくる塩気やケチャップ・マヨネーズの濃厚さを期待して食べたら、味が優しすぎて物足りなかった」「パティの肉肉しさはあるが、ソースの主張が控えめでパッとしない」といった声が目立ちます。また、看板メニューに使われているワサビ入りタルタルソースや、みずみずしい小松菜のほろ苦さが好みに合わなかったというケースも確認できます。
一方で、高評価を下すリピーター層からは熱狂的な支持を集めています。「胃もたれしない澄んだ後味」「毎朝店内で焼き上げるふんわりとしたバンズの香ばしさは別格」「シャキシャキした新鮮野菜とジューシーなチルドパティの調和が素晴らしい」といった意見が主流です。素材の輪郭がそのまま伝わる第3のハンバーガーの特徴ゆえに、添加物や強い調味料に慣れた層と、上質な日常食を求めるヘルシー志向層との間で認知の乖離が生じているのが真相です。
【店舗動向】相次ぐ閉店の理由とは?ユナイテッド&コレクティブの経営戦略
一時期の出店ラッシュから一転、都市部や商業施設での退店が報じられたことで「経営難ではないか」との憶測を呼びました。しかし、運営元であるユナイテッド&コレクティブの開示資料や店舗戦略を紐解くと、単なる衰退とは異なる飲食業界特有の事情が見えてきます。
the 3rd burgerの閉店理由において最大の要因となったのは、同ブランドが誇る「店内仕込みオペレーション」の高コスト体質です。各店舗にパンの発酵器やオーブン、ブロック肉をミンチにする専用設備を導入し、仕込みに高度な職人的工程を要するため、人件費・厨房設備投資・光熱費が一般的なファストフードチェーンの数倍に膨らみます。原材料価格の高騰と人手不足が深刻化する中、採算ラインに乗らない不採算店舗を早期に整理し、利益率の高い旗艦店やデリバリー需要の高いエリアへ経営資源を集中させる「選択と集中」が行われたのです。
現在でもthe 3rd burger 新宿店舗(新宿大ガード店など)をはじめとする主要ターミナル立地の店舗は堅調に稼働を続けており、無人セルフレジの導入や仕込み工程の効率化など、ビジネスモデルの再構築が進められています。急激な店舗拡大から筋肉質な収益基盤への転換を図る過渡期であることが、店舗網再編の背景にあります。