トイザらス昭島店の閉店理由は?跡地の現在と代替店舗を徹底調査

トイザらス昭島店の閉店理由は?跡地の現在と代替店舗を徹底調査

JR青梅線昭島駅北口のランドマークとして、長年地域住民やファミリー層に親しまれてきた「モリタウン昭島」。かつてその中核テナントとして圧倒的な存在感を放っていたのがトイザらス昭島店です。週末になれば巨大なカートを押す親子連れで通路が埋め尽くされ、クリスマスシーズンには長蛇の列ができた光景を記憶している方も多いのではないでしょうか。

しかし、惜しまれつつも同店は営業を終了し、多くの地元子育て世代に衝撃を与えました。2026年現在、昭島エリアの商業環境は大きく進化を遂げていますが、インターネット上では今なお「なぜ閉店してしまったのか」「跡地には何ができたのか」「今おもちゃやベビー用品を買うならどこへ行くべきか」といった疑問が絶えません。本稿では、当時の取材記録や商業施設の再編データ、地域社会の消費構造の変化を交えながら、トイザらス昭島店の閉店の経緯とモリタウン跡地の現在、そして近隣の代替店舗情報を徹底的に検証・解説します。

📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
  • 要点1:トイザらス昭島店の閉店は、多摩エリアの大型商業施設乱立に伴う商圏再編と、ブランド側の「トイザらス・ベビーザらス複合型」への戦略転換が主因。
  • 要点2:モリタウン内の旧跡地エリアは大幅に改装され、最新の大型専門店やライフスタイル型テナントへと刷新されて賑わいを維持している。
  • 要点3:昭島周辺でおもちゃやベビー用品を探す場合、ららぽーと立川立飛店、イオンモールむさし村山店、イオンモール日の出店などへのアクセスと使い分けが最適解となる。

【真相解明】トイザらス昭島店が閉店に至った3つの決定的理由

かつて西多摩・北多摩西部の「おもちゃの殿堂」として君臨していたトイザらス昭島店が、なぜ撤退という苦渋の決断を下すに至ったのか。公式発表の行間や当時の流通業界の再編動向を紐解くと、単一の不採算だけではない3つの構造的な要因が浮かび上がってきます。

1. 近隣競合モールの台頭による多摩エリア商圏の劇的な分断

第一の要因は、2000年代後半から2010年代にかけて加速した多摩北部・西部エリアにおける超大型ショッピングモールの相次ぐ開業です。昭島から車で20分圏内に「イオンモールむさし村山」が開業し、さらに多摩モノレール沿線には「ららぽーと立川立飛」が誕生しました。

これにより、従来は昭島モリタウンへ集中していた青梅・福生・羽村・武蔵村山方面からのファミリー層が各大型モールへと分散。特に無料・大容量の駐車場と圧倒的なテナント数を備えた新興モールにおもちゃ・ベビー需要が吸い取られたことが、客足に少なからず影響を与えました。

2. 単独店舗から「トイザらス・ベビーザらス併設型」への本部戦略の転換

第二に、日本トイザらス株式会社が推進した事業構造改革(店舗フォーマットの刷新)が挙げられます。同社は2000年代以降、従来のおもちゃ単独店から、乳幼児向けアイテムと玩具を一括で購入できる「トイザらス・ベビーザらス併設型(コンビネーションストア)」への転換を全国で急速に進めました。

昭島店は黎明期にオープンした標準的なトイザらス単独店であり、フロア面積や設備構造上、大型ベビーギア(ベビーカー、チャイルドシート、ベビーベッド等)やマタニティ用品をフルラインナップで拡張することが物理的に困難でした。より広大な売場面積を確保できる広域モール内の複合店へリソースを集中させる「スクラップ&ビルド」の波に飲み込まれた形です。

3. モリタウン全体のターゲット再定義とフロア活性化計画

第三の理由は、ディベロッパー側であるモリタウン(昭和飛行機都市開発)が推進した全館リニューアル戦略です。昭島駅周辺はマンション建設ラッシュにより、DINKSからアクティブシニア、そして共働き子育て層まで住民層が多様化しました。

これに伴い、施設側は特定カテゴリの超大型店舗に頼る構造から、日常使いができる高感度なアパレル、生活雑貨、食品スーパー、カルチャー専門店をバランスよく配置する方針へとシフト。契約満了のタイミングと施設の改装計画が合致したことが、撤退への決定打となりました。

トイザらス昭島店の跡地はどうなった?モリタウンの最新テナント状況

トイザらスが営業を終了した後、ファンが最も気にかけていたのが「あの広大な跡地はどう生まれ変わったのか」という点です。現在のモリタウンは、かつてトイザらスがあった東館・本館エリアを含め、段階的な大規模リノベーションを完遂しています。

現在、旧店舗周辺の区画は細分化・再配置され、無印良品やユニクロ、GUといった地域住民の日常を支えるメガテナントをはじめ、各種ライフスタイル雑貨店やクリニック、大型書店(くまざわ書店)などが有機的に連動するフロアへと進化しました。おもちゃ専業の超大型売り場こそ姿を消したものの、施設全体としての回遊性と利便性は飛躍的に向上しています。

現在モリタウン内でおもちゃ・ホビー・知育グッズを探す場合、以下の売り場が主な選択肢となっています。

  • くまざわ書店(本館):絵本、児童書、知育玩具、パズル、学用品コーナーが充実。
  • バラエティ雑貨・ホビー取扱店:トレンドキャラクターグッズや文具、季節玩具を展開。
  • カプセルトイ専門店:大人から子どもまで楽しめる最新のガチャガチャコーナーが館内に新設。
山口 彩花
Penulis

山口 彩花

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。