「あの役が私を救った」アン・ハサウェイが今語る『ダークナイト』撮影裏話とノーラン監督への感謝
アン ハサウェイ ダーク ナイトでのキャットウーマン(セリーナ・カイル)役は、彼女のキャリアにおいて最大の転機だったと言っても過言ではない。2012年に公開された『ダークナイト ライジング』で、彼女はそれまでの「プリンセス」のイメージを完全に脱ぎ捨て、しなやかで危険な義賊を見事に演じきった。
公開から14年が経過した2026年現在も、世界中の映画ファンがアン ハサウェイ ダーク ナイトで見せた妖艶で知的な演技について熱く語り続けており、彼女自身も最近のインタビューで当時を懐かしく振り返っている。
オーディション当日の勘違い:実はハーレイ・クインだと思っていた?
今でこそキャットウーマンとしてのイメージが定着しているが、実はオーディション当日、彼女は全く別のキャラクターを演じるつもりで会場に向かったという。当時のエピソードは、今読んでも非常に興味深い。
彼女は自分が「ハーレイ・クイン」のオーディションを受けるのだと思い込んでいた。そのため、少しクレイジーでパンキッシュな服装とメイクでクリストファー・ノーラン監督との面談に臨んだのだ。しかし、ノーランから「この役はセリーナ・カイルだ」と告げられた瞬間、頭の中が真っ白になったと後に語っている。そこから瞬時にキャラクターを切り替え、見事に役を勝ち取ったのだから、彼女の役者としての直感と実力は本物だ。
クリストファー・ノーランが求めた「戦えるセリーナ・カイル」の裏側
ノーラン監督が求めたのは、単なるセクシーなヒロインではなかった。徹底的にリアルで、バットマンと対等に渡り合える強さを持つ女性だ。アンはこの要求に応えるため、過酷なトレーニングに身を投じた。
数ヶ月に及ぶ武術訓練やウェイトトレーニング、そしてあの特徴的なハイヒールでのアクションシーンの練習。彼女は「肉体的に最も過酷な挑戦だった」と振り返る。スタントダブルに頼り切るのではなく、自ら動くことでキャラクターに説得力を持たせる。そのプロ根性が、スクリーンを通して観客に強烈な印象を植え付けたのだ。