イナズマ イレブン エクスカリバーは、シリーズ屈指の人気と圧倒的なシュート威力を誇る必殺技として、今なお多くのプレイヤーの記憶に強く刻まれている。自陣のゴール前からでも相手キーパーの喉元を脅かすあの美しい放物線は、まさに「超次元サッカー」というジャンルが提示した最大級の興奮だった。
かつて世界大会の激戦が展開されたピッチにおいて、イナズマ イレブン エクスカリバーが放つ独特の存在感は一線を画していた。単なる遠距離シュートにとどまらず、相手が放ったシュートの威力を乗せて跳ね返すカウンター性能という画期的なギミックは、名作スポーツRPGの対戦環境に大きな旋風を巻き起こしたのだ。
エドガー・バルチナスと「ナイツオブザクィーン」の象徴
英国代表チーム「ナイツオブザクィーン」の主将を務めるエドガー・バルチナス。気品ある立ち振る舞いと、ピッチ上で魅せる絶対的な統率力は、まさに騎士道の体現者にふさわしい。彼が宿す絶対的エースとしてのプライドが、あの巨大な光の剣を生み出す原動力となっている。
初登場となった『イナズマイレブン3 世界への挑戦』において、エドガーの存在感は絶大だった。チーム全体で円卓の騎士を模した陣形「アブソリュートナイツ」を組み、前線で待ち構えるエドガーにボールを集める。そこから繰り出される一撃は、主人公たちの前に幾度となく立ちふさがる高い壁となった。
距離を凌駕するロングシュートとカウンター性能のメカニズム
エクスカリバー最大の強みは、ゴールからの距離が離れれば離れるほど威力が上昇するという特異な性質にある。通常のシュート技であれば、減衰によって相手ゴールに届く頃には威力が落ちてしまう。しかし、この技はその常識をあざ笑うかのように、自陣深くから放たれたときこそ真の牙を剥く。
さらに恐ろしいのがシュートブロック(カウンター)機能だ。相手が放った強力なシュートの軌道上に割り込み、その威力を自身のシュートパワーに上乗せして相手ゴールへと打ち返す。この二重の仕様が、対戦相手に対する強烈なプレッシャーとして機能していた。