日本最大級の商業施設として圧倒的な集客力を誇る「イオンレイクタウン」(埼玉県越谷市)。子育て世代や玩具・ホビーファンが訪れた際、「3階にあったはずのトイザらスが見当たらない」「いつの間にか閉店したのか」と戸惑う声が後を絶ちません。かつてイオンレイクタウンmoriの広大な面積を占めていた大型旗艦店の営業終了は、埼玉県東部および近隣エリアのファミリー層に大きな驚きを与えました。
ネット上では「なぜあの巨大モールから撤退したのか」「どこかに移転したのではないか」といった様々な憶測が飛び交っています。本稿では、大手メディアの取材手法に基づき、トイザらス・ベビーザらス 越谷レイクタウン店が営業終了に至った決定的な背景、現在の跡地フロアの活用状況、さらには2026年現在利用できる近隣の代替店舗やレイクタウン内のおすすめおもちゃ売り場まで、客観的データと現地調査をもとに詳細を解き明かします。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】- 要点1:イオンレイクタウンmori 3階の「トイザらス・ベビーザらス 越谷レイクタウン店」は2026年1月6日をもって営業を終了しており、館内での移転ではなく完全退店した。
- 要点2:閉店の決定的な理由は、ECシフトに伴う大型店舗の採算性見直し、定期借家契約の満了、そしてイオンレイクタウン全体が進める体験型テナントへの刷新戦略が重なったことにある。
- 要点3:跡地はアミューズメントや体験型ホビー区画へ全面リニューアルされており、トイザらス難民となったユーザーは「ららぽーと新三郷店」やレイクタウン内の「キッズリパブリック」が有力な代替先となる。
【閉店の真相】イオンレイクタウンmoriのトイザらスはいつ営業終了したのか?
越谷レイクタウンにおけるトイザらスの営業終了について、公式発表資料および当時の営業記録を確認すると、「トイザらス・ベビーザらス 越谷レイクタウン店」は2026年1月6日(水)の営業をもって完全閉店しました。
同店は、2008年10月のイオンレイクタウンmori開業当初から中核テナント(核店舗)の一つとして出店。約3,000平方メートルを超える広大なワンフロアに、玩具全般を扱う「トイザらス」とマタニティ・ベビー用品を網羅する「ベビーザらス」が併設された大型コンビネーションストアでした。越谷市周辺のみならず、草加市、八潮市、吉川市、東京都足立区・葛飾区など広域からファミリー層を惹きつけるランドマークとして、12年以上にわたり親しまれてきました。
それだけに、年明けの初売りセール直後というタイミングでの閉店告知は、多くの利用客にとって青天の霹靂であり、閉店当日は別れを惜しむ地元客でフロアが埋め尽くされました。
【徹底解剖】越谷レイクタウンのトイザらス閉店理由と決定的な要因
地域屈指の集客施設でありながら、なぜトイザらスは撤退を選択したのか。業界動向およびSC(ショッピングセンター)経営の観点から分析すると、単一の不振ではなく複数の構造的要因が重なった必然の判断であったことが浮かび上がります。
1. 商業施設における定期借家契約の満了と更新コスト
大型SCに入居するテナントの多くは、10年〜15年スパンの定期建物賃貸借契約を締結しています。2008年秋の開業から12年余りが経過した2026〜2026年は、まさに契約更新の節目でした。莫大な床面積を占有する大型区画において、賃料設定や内装更新コストと将来収益のバランスを精査した結果、契約延長を見送る経営判断が下されたとみられます。
2. 玩具・ベビー用品市場の急速なECシフト
国内の玩具・育児用品市場は、Amazonや楽天市場などのECプラットフォーム、さらには家電量販店の通販網が急速にシェアを拡大。粉ミルクや紙おむつ、大型ベビーカーといったかさばる日用品ほど「ネットで購入して自宅配送」という購買行動が定着しました。かつてトイザらスが強みとしていた「広大な売り場に並ぶ圧倒的な在庫量」というビジネスモデル自体が、坪効率(面積あたりの売上)の観点から重荷になりつつありました。
3. 日本トイザらスのスクラップ&ビルド戦略
日本トイザらス株式会社は近年、旗艦店クラスの超大型店舗から、300〜500坪前後の効率的な小型・中型フォーマットへの移行、あるいはロードサイドや駅前立地への最適配置(スクラップ&ビルド)を推進しています。同社全体のポートフォリオ再構築の中で、越谷レイクタウン店の大型区画維持は戦略的に見直しの対象となりました。