そば 処 中野 屋 湯沢 本店は、新潟県南魚沼郡湯沢町を代表する食の目的地として、連日多くの人々を引き寄せる和食の名店だ。上越新幹線の越後湯沢駅からほど近い場所に暖簾を掲げ、澄んだ空気と雪国の名水に恵まれたこの地で、伝統の味を守り続けている。
季節を問わず大勢の旅人が訪れる越後湯沢だが、ランチタイムにそば 処 中野 屋 湯沢 本店の店先へと向かうと、そこにはいつも賑やかな人山ができている。スキー帰りの若者から長年通い詰める年配者まで、目的はただひとつ。ツルリとした喉越しと独特の弾力を誇る極上のへぎそばだ。
布海苔がつなぐ伝統の喉越し!名物へぎそばの旨さの秘密
「へぎそば」の最大の特徴は、繋ぎに使われる「布海苔(ふのり)」という海藻だ。一般的な蕎麦とは一線を画す、あのツルツルとした独特の喉越しと歯ごたえは、この海藻の恵みによって生まれる。
中野屋創業者の時代から受け継がれた製法は、水加減や茹で時間のわずかな違いを許さない繊細なものだ。木枠の四角い器「へぎ」に一口サイズに丸めて美しく盛られた蕎麦は、視覚的にも美しく、新潟が誇る郷土料理の醍醐味を味わわせてくれる。つゆをつけずにそのまま口へ運ぶと、ほんのりと広がる磯の香りと蕎麦粉本来の甘みが交差し、一口目から他店との格の違いを見せつける。
サクサク食感と豊かな香り!数量限定「舞茸天ぷら」の秘話
そば処 中野屋 湯沢本店のテーブルを見渡すと、ほぼ全ての客がへぎそばと共に注文しているサイドメニューがある。地元産の新鮮な舞茸を贅沢に使った「舞茸天ぷら」だ。
運ばれてきた瞬間に鼻をくすぐる力強い香り、そして箸を入れた瞬間に響く軽やかなサクサクという音。南魚沼の豊かな自然が育んだ舞茸は肉厚でジューシーであり、カラッと揚がった衣がその旨みを閉じ込めている。一皿のボリュームも非常に大きく、グループでシェアしながら食べるのも楽しみ方のひとつだ。仕入れ状況によっては早い時間に売り切れてしまうこともあるため、訪問時には真っ先に確保したい一品と言える。