ボウリングや大型アミューズメント、多彩なスポーツが楽しめる「スポッチャ」など、複合型エンターテインメント施設の代表格であるラウンドワン。九州各県に大型店舗が続々と展開されるなか、長年にわたり「なぜ佐賀県にだけ店舗がないのか」という疑問が県民の間で語り継がれています。
週末や長期休暇のたびに隣県の店舗へ遠征する若者やファミリー層も多く、SNS上では定期的に新店舗オープンの噂が浮上しては消えていく状況が続いています。2026年最新の出店計画に関する実態調査をはじめ、佐賀県に店舗が存在しない構造的な背景、さらには県内からアクセスしやすい最寄り店舗やスポッチャ代わりに遊べる代替スポットまで、現地のレジャー事情を徹底解説します。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】- 要点1:2026年現在、ラウンドワンの佐賀県内への公式な出店予定はなく「九州唯一の未進出県」となっている。
- 要点2:出店が見送られている背景には「商圏人口基準」「隣接する久留米店との商圏重複」「広大な用地確保の難しさ」がある。
- 要点3:県内からは車で約30〜40分の久留米店が最寄りとなるほか、県内にも充実したボウリング場や大型アクティビティ施設が存在する。
【2026年最新】ラウンドワン佐賀の出店予定はある?噂の真相を追う
佐賀県内ではこれまで、「鳥栖市周辺の大型商業エリアにできるらしい」「モラージュ佐賀の周辺や国道沿いにオープンするのではないか」といった噂が何度も持ち上がってきました。特に国道34号線沿いや鳥栖インターチェンジ付近の再開発計画が話題にのぼるたび、ラウンドワン佐賀の出店予定に関する期待が膨らんでいます。
運営会社である株式会社ラウンドワンが発表しているIR資料や新規出店ロードマップを確認したところ、2026年時点において佐賀県内への具体的な出店計画は公表されていません。同社は近年、国内では既存店のリニューアルやギガクレーンスタジアム化、都市型メガ店舗への集中投資を進めており、地方都市での完全新規出店は極めて慎重に選定されています。地元で囁かれる噂は、県民の強い誘致希望や大型空き地の活用に関する憶測が広まったものと考えられます。
なぜ佐賀県にないのか?「空白地帯」であり続ける3つの理由
全国に100店舗以上を展開する大手が、なぜ佐賀県への進出を見送っているのか。立地戦略や地域特性を紐解くと、主に3つの明確な理由が見えてきます。
第1の要因は、ラウンドワンが設定している「商圏人口の基準」です。同社の標準的なロードサイド型店舗(特にスポッチャ併設店)は、車で30分圏内に30万人〜40万人以上の人口を必要とします。佐賀市単体の人口は約23万人であり、広域集客を見込むにしても単独での投資回収ハードルが高いと判断されがちです。
第2の要因は、「既存店舗との商圏重複(カニバリゼーション)」です。佐賀県の東部や県央エリアは、福岡県にあるラウンドワン久留米店の商圏にすっぽり収まっています。わざわざ佐賀県内に巨額の建設費を投じて新店舗を建てなくても、既存の久留米店が佐賀東部エリアの需要を十分に吸収できているという経営判断が働いています。
第3の要因は、「大型施設を建設するための敷地・インフラ条件」です。スポッチャや大型立体駐車場を備えた店舗を建てるには、広大な敷地面積と幹線道路沿いのスムーズな動線が不可欠です。採算に見合う開発用地の確保が難航しやすい点も、未進出の要因となっています。