滋賀県と三重県の県境、標高880mに位置する武平峠。御在所岳や鎌ヶ岳への最短登山口として知られるこの峠には、登山者なら一度はお世話になる無料駐車場があります。地図アプリで「武平峠駐車場」と検索すれば、特に問題なく辿り着けそうに思える場所です。 ところが2026年現在、この駐車場を巡ってネット上では「まさか女性トイレが使えないとは」「休日は夜明け前に満車だった」といった驚きの声が相次いでいます。一見すると便利で快適な山行の起点に思えるこの場所には、事前に知っておかないと痛い目を見る“決定的な注意点”がいくつも潜んでいるのです。 今回は、実際の現地調査データと登山者の生の声、最新のアクセス情報を徹底的に突き合わせながら、武平峠駐車場の実態を包み隠さずお伝えします。 📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 要点1:武平峠駐車場は三重県側・滋賀県側ともに無料だが、メインとなる三重県側の収容台数は約30台と少なく、ハイシーズンの休日は早朝に満車となる。
- 要点2:2026年10月時点で男性用トイレのみ使用可能。女性用は封鎖されており、女性登山者は事前対策が必須。
- 要点3:冬季は鈴鹿スカイラインの一部区間が閉鎖されるため、アクセスルートや通行可能時間の事前確認が命綱になる。
【2026年最新】武平峠駐車場の基本データと“現在”のリアル
武平峠駐車場は、御在所岳と鎌ヶ岳の両方にアクセスできる登山の要衝です。鈴鹿国定公園内に位置し、新名神高速道路の菰野インターチェンジ(三重県側)から車で約15分。湯の山温泉街を抜け、鈴鹿スカイラインのつづら折りの道を登った先にあります。
ここでまず押さえておきたいのは、駐車場が三重県側と滋賀県側の2箇所に分かれているという事実です。一般的に「武平峠駐車場」と呼ばれるのは三重県菰野町側の駐車場で、武平トンネルの東側出口付近に位置します。一方、滋賀県甲賀市側にも「御在所岳登山口 武平峠西口駐車場」が存在し、こちらはトンネルを抜けた西側にあります。
どちらも料金は無料。24時間出入り可能で、登山口としての利便性は非常に高いと言えます。ただし、後述するように「無料」であることと「いつでも停められる」ことは、まったく別の問題です。
混雑の実態|「30台」という数字が意味するシビアな現実
複数の登山情報サイトや現地を取材した関係者の証言によると、三重県側の武平峠駐車場に停められるのはおおよそ30台程度。これは御在所岳・鎌ヶ岳という人気の2山をカバーする駐車場としては、かなり心細い数字です。
秋の紅葉シーズンやGW、夏休みなどのハイシーズンには、午前6時の時点ですでに満車になっているケースも珍しくありません。SNSや登山口コミサイトでは「5時半到着で最後の1台だった」「路肩に違法駐車する車が後を絶たない」といった投稿が散見されます。
特に鎌ヶ岳は武平峠から往復3時間程度で登れる手軽さから、初心者から中級者まで幅広い層に人気です。御在所岳もロープウェイを使わずに登る最短ルートの一つとして知られ、土日の混雑はもはや常態化しています。