志村けん不朽のキャラクターが世界へ?「変なおじさんパジャマ」がZ世代のストリートウェアとして異例のバイラルヒットを記録している理由
変 な おじさん パジャマが、まさか2026年のストリートファッションの最前線に躍り出るとは、誰が予想しただろうか。かつて昭和・平成のテレビ茶の間を爆笑の渦に巻き込んだ志村けんさんの代表的キャラクター「変なおじさん」のあの独特な紫の寝巻きが、今、国内外の若者たちの間で空前のブームを巻き起こしている。
SNSでのバズをきっかけに、原宿や渋谷のセレクトショップでは入荷待ちが相次ぐ事態となった。単なるバラエティ番組のグッズという枠を超え、現代のY2Kならぬ「平成レトロ」文脈で再評価された変 な おじさん パジャマは、いまや音楽フェスやストリートスナップの定番アイテムとして定着しつつある。
TikTokから火がついた「ダサかっこいい」の再定義
きっかけは、あるインフルエンサーがダンス動画でこのパジャマを着用したことだった。独特の紫色に、どこかシュールな波模様。一見すると「お笑い衣装」でしかないデザインが、逆に新鮮に映ったのだ。若者たちはこれを「究極のノームコア」あるいは「キッチュな可愛さ」として解釈した。
「最初はネタのつもりで着てみたけど、シルエットがルーズで今のストリート感にぴったり」と語る都内の大学生(21)。SNS上では、スニーカーやハイブランドのバッグと組み合わせたコーディネートが次々と投稿され、ハッシュタグは数百万再生を突破している。
志村けんが生み出した「究極の機能美」とデザイン性
このパジャマの魅力は、単なるビジュアルのインパクトだけにとどまらない。もともと舞台やスタジオで激しく動き回るコントのために作られた衣装だ。そのため、着脱のしやすさや、動きを妨げないゆったりとしたカッティングなど、実用面でも非常に優れている。
日本の伝統的な「甚平」や「作務衣」の要素を取り入れたデザインは、リラックスウェアとしても優秀だ。家の中での快適さを追求しつつ、そのまま外に出ても違和感のない絶妙なバランスが、現代のワンマイルウェア需要に見事に合致したと言える。